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タートルズSS 「一粒大の幸せ」 (闇レオ×こにょれお) 

(レオナルドが女の子です。ご了承くださいませ。)











(うーん…。)
最近、どうも妙だ。
妙だというのは、他でもない、レオナルドの様子のことだ。
まず、外出の回数が格段に増えた。毎日、私に断って、一人でいそいそと出掛けていく。
それに、変わった点がもう一つ。
「おじさま…、わたし、お小遣いが欲しいです…。」
ある日唐突に、彼女はこんな事を言い出したのだ。
呆気にとられる私の前で、レオナルドはそれきり俯いてしまう。
「…まぁ、別に構わんが…。」
「ホントですか!?」
「ただし、毎月決まった額を与えるのは、まだ早すぎる。だから、何か私の手伝いをしてくれたら、その都度渡すことにしよう。」
「わぁ…! おじさま、ありがとうございます!」
ぺこりと頭を下げるレオナルド。さて、そこから、彼女の凄まじい「お手伝い」攻勢が始まる。

先ほども言ったとおり、どこかへ出掛ける時以外は、常に私の側に張り付き、
「…何か、お手伝いできること、ありませんかぁ…?」
と、小声で呟きながら、じっとこちらを見ている。
私も耐えかねて、書類の整理や、庭の掃除などを頼むが、それが終わると彼女はすぐに私の元に戻ってきて、もっと「お手伝い」がしたい、とせがむ。そんな生活が、約一週間ほど続いた。
「…レオナルド。」
「はい、おじさま。」
今日の分の「お小遣い」を渡しながら、私はついに抱いていた疑問を口にした。
「…私の手伝いをしてくれるのは嬉しいが、お前はその『お小遣い』を、どうするつもりなんだ?」
「…え、えっと…。」
いざ聞いてみると、レオナルドは途端に口ごもってしまう。
「何か、買いたい物でもあるのか? だったら、私に言えば…。」
「…ひ、秘密です! おじさま、ありがとうございます!」
何か慌てた様子で、レオナルドは私との会話を打ち切り、ぱたぱたと部屋に戻っていった。
「……。」
やはりおかしい。レオナルドに限って、私に隠し事などしないはずだが…。
気になって、さらに話をしてみようと、私は彼女の部屋へと向かう。と、よほど慌てていたのか、彼女の部屋の扉が少しだけ空いていた。
気づかれないようにそっと中を覗き込むと、レオナルドは机に向かって座り、隅のほうに置かれていた小箱の蓋を開ける。
「えっと…。」
彼女は箱の中から何かを取り出し、一枚一枚丁寧に数えていく。それは、今まで私が彼女に渡していたお小遣いだった。
「……これで全部、っと。うふふ、もうすぐあれが買える…!」
笑みを浮かべ、彼女はお小遣いを箱に戻していく。なるほど、やはり買いたいものがあったらしい。そこまで見届けて、私は彼女の部屋を後にした。
(しかし…。)
欲しい物があるのなら、私に言えば良いのに、なぜレオナルドはせっせとお手伝いをして、お金を貯めているのだろう。自分で買わないと、意味がないのだろうか。
(分からん…。)
ともあれ、私にも内緒なのであれば、レオナルドは誰にも話さないに違いない。問い詰めるのは、もう止めにしておこう。


それから三日後。私のいる書斎に、レオナルドが顔をのぞかせた。
「おじさま、ちょっと出掛けてきます。」
そう言ったレオナルドの手には、あの小箱がしっかりと握られていた。欲しがっていた物が買えるほど、お金が貯まったらしい。
「ああ。気をつけて行っておいで。」
「はい、おじさま。」
レオナルドはにこにこ笑顔で駆け出していく。その後姿を見送り、私はため息をついた。何を買ってくるのやら…。
まぁ、レオナルドのことだ。悪いことに使うのではないだろう。私は気を取り直して、目の前の書類に視線を落とした。
三十分ほど経ったころ、小さなノックの音に、私はふとペンを止めた。
「…はい。」
「おじさま、レオナルドです…。」
「あぁ…。入りなさい。カギはかかっていない。」
「はい、失礼します。」
返事の後、レオナルドはいつもよりゆっくりと扉を開ける。よく見ると、少し動きが不自然だ。どうも、左手に持った物を背中に隠し、それを私に見せないように必死になっている。苦笑を浮かべて、私はペンを引き出しにしまい、椅子ごと彼女の方に体を向けた。
「お帰り。何か、いいものがあったのか?」
「えっと…、その…。」
私が声を掛けると、みるみるレオナルドの顔が赤くなっていく。緊張でも、しているんだろうか…。
「お、おじさま…。」
「…ん?」
優しく答えると、彼女は私の横までそろそろと歩いてきて、完全に下を向いてしまう。
そして、背中に隠していたものを、私に勢いよく差し出してきた。
「おじさま、これ…、受け取ってくださいっ!」
「…えっ?」
彼女が差し出したのは、青い花柄の包装紙でラッピングされた、小さな箱。可愛らしくリボンが結ばれている。
「…これは?」
「あの…、チョコレート、です…。ほら、今日って、バレンタインデーじゃないですか…。」
「……あ。」
思わず絶句する私に、レオナルドが慌てた様子になる。
「バレンタイン、だから、私もおじさまに贈りたいな、って思って…。でも、わたしまだお料理できないし、街のお店に美味しそうなのがあって、あれだったらおじさまも喜んでくれそうだから、絶対に買うって決めて。それで、いっぱいお手伝いして、お小遣い貯めて、買って、おじさまに渡したいな、って…。」
話しているうちに、しどろもどろになってくるレオナルド。真っ赤な顔の彼女を、私は膝の上に座らせ、ぎゅっと抱きしめた。
「きゃっ…!」
「…ありがとう、レオナルド。」
説明されて、私はようやく彼女の行動に納得がいった。全ては、私を想ってくれるがゆえの行動だったか…。
「…おじさま、嬉しいですか?」
「もちろんだ。」
「良かった…!」
ほっとした顔になり、レオナルドは私の胸に頬を寄せる。
「…おじさま、大好きです。」
「…ありがとう。」
頬に手を添えると、彼女は自然に私と視線を合わせる。二人の唇が重なり合うまで、そんなに時間はいらなかった。

「早速、いただこうかな。」
私はそう言って、丁寧に包み紙を開けていく。箱の蓋を開けると、丸い形のチョコレートがいくつか入っていた。
一つ摘んで、口の中に放り込む。中にナッツが入っていて、とても美味しかった。
「……。」
ふと見ると、レオナルドは私の顔をじっと見ながら、時折チョコレートの方に視線を投げている。
「…食べるか?」
苦笑交じりに問いかけると、彼女の顔がぱあっと明るくなる。
「いいんですか!?」
「ああ。二人で食べた方が美味しいだろう。」
私はチョコレートを摘むと、それをレオナルドの口の中に入れてやる。広がる甘味に、彼女は両手でほっぺたを押さえた。
「美味しい…!」
嬉しそうな彼女の頭を撫でてやり、私はもう一つチョコレートを摘む。
この一粒一粒が、レオナルドの想いそのもの。そう考えると、何だか食べ終わるのがもったいないような気がして、残りはゆっくりと、口の中で味わってから食べようと決めた。







メリーバレンタインですよ!!(*゚∀゚*)

間に合いましたよ! うふふ、甘さ全開ですよ!


元ネタは、妹が書いたこにょれおの落書きからです。
本当はそれもアップしたかったんですけど、どこに行ったやら←

まさか、妹から闇レオこにょれおネタを振ってもらえるとは思ってなかったので、驚きました。


これを皮切りに、こにょれおフェア、本気でやります。
皆様からのこにょれおもお待ちしております!!

では、今回はこの辺で。
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