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タートルズSS 「さくら」 (ダークレオ×レオナルド) 

(註:学パロ注意。)







教室の扉を開けると、キレイに整えられた机と椅子の列が目に飛び込んでくる。
その間を、俺とレオナルドは、忘れ物がないかどうかをチェックして回る。
今日は終業式。明日から春休みが始まる。すでに校内に生徒の姿は無く、残っているは俺たち教師ぐらいだ。
「…大丈夫そうだな。」
チェックを終えて、レオナルドはふっと息をついた。彼は、その親しみやすさからか、子供たちに特に人気があった。教え方も上手く、真面目で、人当たりも良い。
私が持っていないものを、彼は持っている。そんな彼に、俺は以前から、密かに想いを寄せていた。
「桜もキレイだな…。」
教室の窓を開け、レオナルドが外に身を乗り出す。穏やかな午後の日差しの中、校舎の周りに植えられた桜の木が、今を盛りにと咲き誇っていた。
「……。」
柔らかな風に吹かれながら、まるで子供のように、桜に見とれるレオナルド。ここに来て、俺の胸の高鳴りはは最高潮に達していた。
折りしも、教室内には俺と彼の二人きり。思いを伝えるのに、これ以上の機会はない。
(たとえ拒絶されても、言わずに悩み続けるよりは…!)
俺は覚悟を決め、窓際の彼に近寄り、声を掛けた。
「……レオナルド。」
「ん?」
呼ばれて、彼は振り返る。その真っ直ぐな視線に心臓が跳ね上がるが、俺は努めて平静を装った。
「何だ?」
「…俺は、お前に、言わなくてはいけないことがある。」
手を伸ばせば簡単に届くくらいの、至近距離。彼の顔は、俺の胸の辺りにある。琥珀色の瞳を見下ろしながら、俺は乾いた唇を舐めて濡らした。
「…俺は、お前のことが好きだ。」

ざぁっ。

その瞬間、強い風が吹き込んできて、教室の中に桜の花びらが舞い込んできた。肩口に貼りついたそれを指で取り、手のひらに置いて見つめる。と、ここでようやっとレオナルドが口を開いた。
「…えっ、今、何て…!?」
「…聞こえなかったのか? 『お前が好きだ』と、そう言った。」
俺はそのまま、両の腕を伸ばし、彼の体を胸に抱きしめた。驚いて思わず身を引こうとする彼を逃がすまいと、片腕は背中にしっかりと回し、もう片方の手は彼の後頭部に添え、ぐっと引き寄せる。
「……!」
彼は最初、俺の腕の中で体を震わせていたが、やがてそれも止まり、俺の背中にそっと腕を回してくれた。
「…本当、なのか…?」
「…俺が、嘘で、こんな事を言うと思うか?」
「いや…。」
まぁ、彼が戸惑うのも無理はない。俺たちは男同士だ。恐らく彼には、同性から想いを寄せられた経験などないだろう。
それでも、言わずにはいられなかった。言うべきことは言ったのだから、断られても、悔いはなかった。
未だ黙ったままの彼に、俺はゆっくりと目を閉じて、体を離す。
「…悪かった。今のことは、忘れてくれ…。」
そのまま踵を返し、俺は窓際から離れようとした。しかし。
「…待ってくれ!」
「っ!?」
…レオナルドに、後ろから抱きつかれて。俺はその場に固まってしまった。
「言うだけ言って、一人で出て行くな…。俺の返事も聞かないで…!」
「返事…?」
背中越しに聞く彼の言葉に、胸の奥が締め付けられる。俺を抱く腕に力を込めて、レオナルドは体内の熱を吐息にして吐き出した。
「…俺も、お前と同じ気持ちでいたんだ。ずっと、前から…。だから、その……。」
「……!!」

それ以上の言葉は不要だった。俺はすぐさま振り返ってレオナルドを抱きしめ、その温かさと、繋がり合った想いに体を震わせた。
「レオナルドっ…!」
「…ふ、うっ…!」
気が緩んだのか、彼の目からは大粒の涙が溢れ出していた。その頬を濡らす雫を拭い、俺はそっとレオナルドに口付けを落とした。
「んっ…。」
唇を離し、俺は彼の耳もとで、改めて自分の想いを囁く。
「…好きだ。」
それを聞いて、レオナルドは小さく頷く。胸のうちに広がる温かさとほのかな痛みを、俺はため息で外に逃がした。

桜色の風に包まれて、俺は彼を抱く腕に、更に力を込める。
ふわりと飛んでいく花びらを目で追いながら、俺は彼の求めに応じて、もう一度唇を重ね合わせた。





糖度ェ…。

2011年、初めてまともに書いたSSがこれです。今年も糖度高いですが、よろしくお願いいたします。

書きたいものが溜まりまくっておりまして、何を書いたらいいやら分からなくなっていました。
が、やはり自分の萌えに忠実に行こうと。で、闇レオレオです。

この話は、ついった診断メーカーで出たお題が元で、「仕事中、教室の中で告白する闇レオレオを書け」というものでした。
仕事中+教室=二人とも教師ならいけんじゃね!?(*゚∀゚*)

単純明快です。www


本来は、「指定時間内に、○リツイートされたら書け」というもので、残念ながら指定された数のRTは成立しなかったんですが、

思いついちまったもんはしょうがねぇ

んで、書き上げてしまいました。
今年も糖度全開で行きます。

最後に。

この二人が教師やってる学校に入れるなら、また学生やる!!という方は挙手をお願いします。

(゚∀゚)ノ ←


では、今日はこの辺で。
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