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タートルズSS 「link」 (ラファエロ×レオナルド) 

(註:舞台はFFです。)



見渡す限り、一面に赤く染め上げられた空。
静かな風が吹きぬけ、俺のハチマキと、後ろに広がる屋上庭園の緑を揺らす。
そんな中、俺は一人で、沈み行く夕日を眺めていた。

赤は、俺の好きな色だ。その色に世界が染まる夕方は、俺が一番好きな時間帯だった。それに、夜への期待感も煽ってくれる。今夜は何が起こるか…。
心地よい時間を過ごしていると、ふと、隣に気配が生まれた。
(…ん?)
気配の主― レオナルドは、何の気なしに俺の隣に来て、同じように夕日を眺め始める。…別に用がある、ってわけでもなさそうだ。が…。
(…レオナルド、か…。)
胸が高鳴ると、自然に少しだけ顔が熱くなる。
思えば、自分からきちんと思いを伝えることもないまま、なしくずしに恋人同士になってしまったような気がする。
だが……、今さら、何て言えばいい?
俯いて考えに沈んでいると、急にレオナルドが両腕を上げて、大きく伸びをした。
「気持ちいいな…。」
俺は、ちらりとレオナルドの顔を盗み見た。夕日に照らされて赤く染まった、いつも通りの穏やかな表情。
先ほどよりも大きく、胸が高鳴る。俺は無意識のうちに、あいつの名を呟いていた。
「レオナルド…。」
「…何だ?」
…やべ、と思ったときにはもう遅い。レオナルドの目がこっちを見ている。しかも、少し小首をかしげている。
(うっ…!)
自分ではっきりと分かるぐらい、顔が熱くなっている。しかし、夕日のおかげか、レオナルドは気づいていないようだった。
「…呼んだだろう、ラファエロ。どうした?」
「あー、その…、何だ…。」

言葉で、言えないのなら。

「…行動で、示すしかないよな。」

「…何の話だ? ラファエロ…。」
戸惑うレオナルドの頭に手をやり、俺はそのまま自分の方に引き寄せる。
唇が触れ合うと、レオナルドの目が大きく見開かれた。
小さな音を立てて顔を離すと、レオナルドはその場から一歩下がり、両手で口を押さえた。
「……!?」
驚きに、微かに震えている体。それを見ていると、俺は急に自分の行動が恥ずかしくなり、片手で額を覆った。
「…悪ぃ。」
やってしまった。だが、これ以外に方法も見つからなかった。
(あー…。)
少しでも落ち着こうと、長く息を吐き出す。と、体の横に垂らしたもう片方の手に、温もりを感じた。
(えっ…。)
明るいライトグリーンの手が、俺の手を握っている。その腕を視線で辿っていくと、レオナルドが俯いたまま、こちらに手を差し伸べていた。
赤い顔は、俺を見ようとしない。こいつはこいつなりに、自分の行動に照れているのだろうか。
「……。」
俺は額の手を口へと移動させ、手の中の温もりをぎゅっと握り締めた。


俺たちの顔が赤いのは、夕日のせいだけではないだろう。
…この手を離したくない。
普段は素直になれない自分が、なぜか今だけは自然に、そう思えた。






我慢できませんでした。

あおきです。どうも。
読みたいSS投票、第3位にランクインした、ラファエロ×レオナルド です。
本当は、クリスマスに合わせるために、ラフレオは後回しにしようと思っていたんですけど、

l/e/c/c/a/ の「紅/空」っていう曲を、どうしてもラフレオ変換したくて、我慢できずに書いてしまいました。

あ、クリスマス用には、これとは別のネタが出来ておりますので、お待ちください。


いい曲なんでね、聴いてください。ねっ。

では、今回はこの辺で。
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