07« 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.»09

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

カテゴリ: スポンサー広告

tb: --    cm: --

タートルズSS 「小さな決意、大きな想い」 (闇レオ×こにょれお) 

ダークレオ×こにょれおです。

レオナルドが女の子です。サイトで連載していた、「You're the light of my life」のスピンオフSSです。にょが苦手な方は、閲覧をご遠慮ください。

大丈夫な方は、「続きを読む」からどうぞ。












「弱った…。」
机の上に置かれた、一通の手紙。中に書かれていた文章を読んで、私は頭を抱えた。
「おじさま、どうしたんですか?」
悩む私の顔を、レオナルドが
のぞき込む。彼女は、私の顔と封筒を交互に見比べ、首を傾げた。
「この手紙が、どうかしたのですか?」
「ああ…。実はな、私のカレッジ時代の友人が結婚するというのでな、ぜひ、パーティーに来てくれ、と誘われてな…。」
「パーティーですか!?」
顔をぱっと明るくさせたレオナルドを抱き上げ、膝に乗せ、頭を撫でてやる。
「しかしな、会場がここから少し遠いんだ。恐らく帰ってくるのは真夜中だ。そんな時間まで、レオナルドを留守番させておくのは…。」
そこで言葉を切った私は、やっとレオナルドの期待に満ちた視線に気づく。
「…どうした?」
「おじさま、私…、パーティーに行ってみたいです…!」
「あ…。」
そうか、その手があったか…。
「では、一緒に行くか、レオナルド。」
「はい!」
笑顔で頷くレオナルドを、優しく抱きしめる。彼女にとっては初めての遠出になるが、たまにはこんな経験も悪くはない。

翌日、私たちはレオナルドの結婚式用の衣装を買うため、連れだって出掛けた。
「わぁ…!」
いつも着ている服とはまた違う、子供用ではあるが煌びやかな衣装に、レオナルドは目を輝かせた。
「どんなのが良いんだ? 好きなのを選びなさい。」
「はい、おじさま。」
私の言葉に、レオナルドは店員の女性にあれこれ聞きながら、次々と試着を始めた。
ふわりと裾が広がる、薄い水色のドレス。または、可愛らしいピンク色のワンピース。嬉しそうに、色んな衣装を身に纏うレオナルド。私はそんな彼女を見ながら、出された紅茶を口に運んだ。
「おじさま…。」
呼ぶ声に顔を上げると、レオナルドが少し困ったような顔でこちらを見ていた。
「ん? どうした。」
「何だか、いっぱいありすぎて、迷っちゃって…。おじさま、選んでいただけませんか?」
「…いいのか? 私の見立てで…。」
「はい。おじさまが選んでくださるのでしたら、絶対ステキだと思うんです。」
こちらを見つめ、にっこり笑うレオナルド。その目に迷いはなかった。
「…分かった。では、最初の方に着た、薄い水色のドレスが良かったな。」
「これですね? おじさま。」
レオナルドは私の言ったドレスを受け取り、改めて試着室に入っていく。数分後、
「おじさま、似合いますか?」
そう言って、レオナルドはドレスの裾をつまみ、律儀にも私の前でくるりと回ってみせる。…ああ、やっぱり彼女には青が似合うな…。
思わず顔を綻ばせると、レオナルドは私に抱きついてきた。
「やっぱり、おじさまに選んでもらって良かった…。」
「レオナルド…。」
頭を撫でると、彼女はくすぐったそうに目をつぶる。この嬉しそうな顔が見られただけでも、パーティーに行くことを決めた甲斐がある、というものだ。


元来、私は人があまり好きではなかった。
壁を作りがちな自分の性格のせいもあるだろうが、子供の頃から、私は積極的に他人と関わろうとしなかった。まあそれも、レオナルドのおかげで少しずつ改善してはいるのだが。
そんな中、今回私を結婚式に呼んでくれた彼ー コーディは、私とも分け隔てなく接してくれる、唯一無二の親友である、とも言えた。
共にカレッジを卒業してからは久しいが、まだ私のことを覚えていてくれたとは、嬉しい限りである。それに。
「うふふ♪」
馬車の中、私の隣に座るレオナルド。先日買い求めた水色のドレスに、同じ色の、少しヒールの高い靴。
「お姫様になったみたい!」と、レオナルドは言っていた。彼女が一緒なら、苦手な人混みの中でも平気であろう。
やがて馬車は、コーディの屋敷に着く。私は先に降り、レオナルドを抱き上げて地面に降ろしてやった。
「よいしょ。」
慣れない服装だが、レオナルドはそれでも健気に歩を進める。私は後ろからそっと、彼女の肩を支えてやった。
屋敷の広間に通されると、すぐにコーディが私の姿を認め、駆け寄ってきてくれた。
「やあ、レオナルド! 久しぶりだね!」
「久しぶりだな、コーディ。結婚おめでとう。…元気そうで良かった。」
十数年ぶりに会った彼は、昔とちっとも変わらないままだった。
「あれ、その子は…?」
私の隣にいるレオナルドに気づいたのか、コーディが不思議そうな顔になる。
「きみ、結婚してたっけ…?」
「ああ、いや、彼女は…。」
私が答えに詰まっていると、当のレオナルドは、両手を体の前で合わせ、丁寧に頭を下げた。
「初めまして、レオナルドです。」
それにつられて、コーディも頭を下げる。
「あ、初めまして、僕はコーディと言います。」
「おじさまのお友達なんですね。よろしくお願いします。」
「こちらこそ…。」
そこで言葉を切り、コーディは私に耳打ちしてくる。
「…同じ名前なの?」
「ああ。偶然、な。」
「偶然?」
「彼女は、私が孤児院から引き取ってきたんだ。」
「…あぁ、そうなんだ。でも…。」
私たちは揃って、華やかな光景に目を輝かせているレオナルドを見つめた。
「…幸せそうだね、彼女。お前のことが本当に好きなんだ、っていうのが解るよ。」
「…そうか。」
そう言われると、少し照れる。
まあ、楽しんでいってよ。そんな言葉を残して、コーディはまた会場を回っていった。
「おじさま…。」
話が終わったと思ったのか、レオナルドが私に近寄ってくる。
「…少し、休めるような場所に行こうか。」
「はい、おじさま。」
彼女を隅の方にあったいすに座らせ、私は二人分の飲み物を貰って戻ってきた。私の手から飲み物を受け取ると、やはり緊張で喉が乾いていたのか、レオナルドはそれをこくこくと一息に飲み干した。
「大丈夫か?」
「…はい。」
少し落ち着いたらしいレオナルドがほっと息を吐くと、急に会場に流れる音楽が変わる。
どうやらダンスが始まったらしい。広間の真ん中で、コーディが結婚の相手とおぼしき女性と踊っていた。確か、手紙には「スターリー」と名が書いてあったか…。
「おじさまは、踊ってこないのですか?」
レオナルドの何気ない一言に、私は本気で言葉に迷ってしまう。
「うん…。」
困っている間に、曲が終わり、それまで踊っていた人たちが周りに散っていく。そこで、私は心を決めた。
「よし、レオナルド、次の曲で一緒に踊ろうか。」
「えっ!? わ、私とですか!?」
「他にいないだろう? それともお前は、私が他の女性と一緒に踊るところを見たいか?」
そう聞くと、レオナルドは即座に首を横に振った。
「嫌です。」
「だろう? それじゃあ…。」
次の曲が始まった。私はすっと、レオナルドの前に手を差しだす。
「…一曲、お相手をお願いしよう、レオナルド。」
「…はい、おじさま。」
私の手を取り、レオナルドは広間の真ん中で、優雅に一礼した。
「でも、おじさま。私、踊ったことなんて…。」
「大丈夫だ。私に任せておきなさい。」
一応、私は踊り方を心得ている。初心者であるレオナルドをさりげなくリードし、同時に踊り方も教えてやる。
やがて、踊ることに慣れてきたレオナルドは、私の顔を見つめて微笑むくらいの余裕を見せるようになった。
「おじさま…。」
「ん?」
見下ろすと、シャンデリアの明かりに照らされたレオナルドの顔が、ほんのりと赤く染まっていた。
「私、今とっても幸せです…!」
小さく呟いて、レオナルドは恥ずかしそうに目を伏せる。
「…私も、幸せだよ。」
そこで、曲が終わる。周囲から寄せられる拍手の中、私は疲れてしまったレオナルドを抱き上げ、その場を後にした。


「ん…?」
あのまま眠ってしまった彼女が目覚めたのは、帰り道を走る馬車に揺られる、私の腕の中だった。
「あれ…、おじさま、パーティーは…?」
「終わったよ。お前が寝てしまったから、コーディに断って、途中で抜けさせて貰ったんだ。」
「えっ…。」
自分のせいでパーティーを抜けてきたと思ったのか、レオナルドは急にしょんぼりとした。
「悪いこと、しちゃいましたね…。」
「気にするな。あのぐらいの事で腹を立てる奴じゃない。」
「はい…。」
まだ眠気が残っているのか、レオナルドは私の胸に頭を寄せる。彼女の体が落ちないよう、私はしっかりと腕を回して支えてやった。
しばらく、二人とも黙ったまま、馬車が道を走る音を聞いていた。が、不意にレオナルドが口を開き、こんな事を言い出した。
「…おじさま、私、大きくなったら、おじさまのお嫁さんになりたいです…。」
「…私のか?」
「はい…。…あ、なりたい、じゃなかった。絶対なります。」
薄目を開けて、幸せそうに微笑むレオナルド。その目が閉じられても、笑みは変わることはなかった。
「おじさまの、お嫁さん…。」
うっとりと呟くレオナルドだが、次の瞬間にはもう穏やかな寝息を立てていた。
「……。」
こんな私を、ここまで慕ってくれる彼女が、無性に愛おしい。私は思いを込めて、腕の中でぐっすりと眠るレオナルドを起こさぬよう、触れるだけの口付けを落とした。
(大好きだよ、私のお姫さま…。)

満天の星空の下、馬車は私たちの屋敷に向けて、真っ直ぐに走り続けた。





甘いぜぇ。

ついった派生、「こにょれおに可愛い服を着せたい」という話から出来たSSです。
自分で作った、「闇レオおじさま×こにょれお」の設定が好きすぎて、サイトでの連載が終わった後でもこんなことを考えています。

変態です。うん、知ってる。
だってこにょれお可愛いんだもん。しょうがないよね!

では、今回はこの辺で。
スポンサーサイト

カテゴリ: タートルズSS(にょた)

tb: 0   cm: 0

« タートルズSS 「link」 (ラファエロ×レオナルド)  |  タートルズSS 「white」 (ドナテロ×ちょうちょ、裏) »

コメント

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://deepaquaforest.blog106.fc2.com/tb.php/70-85503c0c
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。