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タートルズSS 「本当は怖いラフとロマンス」 (ラファエロ×レオナルド) 

おかしい。
どう考えても、おかしい。

「ラフー、何してんの?」
ドナテロに言われても、

「ラファエロー、…どしたの?」
ミケランジェロに言われても、

「…うるせぇ。」
そう言ったきり、ラファエロは俺をきつく抱きしめたまま、離さない。
ソファーに座っているからいいようなものの、今のラファエロの様子は、明らかに異様だ。
「ラファエロ…、苦しい…!」
俺はそう言ってラファエロを引き剥がそうとするが、彼は俺を抱く手にさらに力を込める。

何でこんな事になったのか…。それに、
「…レオナルド、大丈夫?」
俺を心配して差し伸べられたドナテロの手を、ラファエロは乱暴に振り払った。
「…触んな。」
低い声で呟き、ラファエロはドナテロを睨みつける。自分以外の手が俺に触れるのを、拒んでいるようだ。
「ラファエロ、何やってるんだ…!」
見かねた俺がそう言うと、ラファエロは無言で俺の唇を塞いだ。
「んっ…!」
深く、内側まで入り込んでくるような口付け。息が、出来ない…!
「……っ!」
何とか首を振って、ラファエロの唇から逃れる。すると今度は、ラファエロの腕が俺の体を絡め取り、さらにきつく抱きしめてきた。
「ラファエロっ…!」
彼の肩に顔を置き、俺は掠れた声でラファエロを呼ぶ。徐々に強くなる腕の強さに、俺はとうとう我慢の限界を迎えた。
「…いい加減にしろ!」
俺は力ずくでラファエロの体を引き剥がし、弾かれたようにソファーから立ち上がった。
「一体どうしたんだ!? 家族に向かって、そんな態度を取ることはないだろう!?」
激昂する俺に向かって、ラファエロは小さく呟いた。
「別に…。」
そして、彼は俺の腕を掴み、ひた、と視線を合わせてくる。
「…お前が、好きなだけだ。」
「うっ…!」
こちらを射抜く、榛色の瞳。かあっと顔が熱くなる。
いたたまれずに、俺はラファエロの手を振りきり、我が家を飛び出した。


「……。」
下水道の中を、当てもなく進む。歩きつかれたところで、俺は水が流れてこない横穴を見つけ、そこに腰掛けた。
頭の中で、ラファエロの行動を整理してみる。俺のことを思ってくれるのは嬉しいが、あれは行き過ぎだ。
何で、あんなに自分以外の存在を拒絶する? 何で自分以外の手が、俺に触れるのを嫌がる?
額に手を当てて考え込む俺の耳に、ラファエロの声が聞こえてきたのは、そんな時だった。
「レオナルドっ!」
「っ!」
慌てて辺りを見回すが、姿は見えない。ラファエロの声は、下水道の中に反響して、こちらに聞こえてくるのだ。
「レオナルドっ! …レオナルドっ!」
ぱしゃぱしゃという足音と共に、彼の声も少しずつ近づいてくる。…必死で、俺を呼んでいる。
「あ…。」
行きたい。しかし、先ほどのラファエロの様子だと、顔を合わせるのが怖い。
…それ以前に、ここに居たら、見つかるのは時間の問題だ…!
がくがくと震える体を、自分の手で抱く。縮こまる肩を掴まれたのは、そのすぐ後。
「あっ…!」
思わず顔を上げると、息を切らせてこちらを見つめるラファエロと目が合う。また、あの目に射抜かれ、俺は完全に動けなくなった。
「…こんなとこに、居たのかよ…。」
「ラフ…!」
ほとんど吐息のような声で、俺は彼の名を呟く。乾いた唇を強引に塞がれ、俺はその場に押し倒された。
「ぐっ…!」
倒された衝撃で、息が詰まる。酸素を求めて喘ぐ俺の頬に、ラファエロの手のひらが添えられた。
「レオナルド…。」
「…何だよ。」
「…俺のこと、好きか?」
唐突な質問に、俺は目を見開く。何を、解りきったことを…。
「…好きだ。」
俺が答えると、ラファエロは嘆息し、
「…俺も、お前が好きだ。だが…。」
唇が触れてしまいそうなくらいの至近距離で、俺はこう言われた。
「…お前が考えてる『好き』とは、だいぶ違う部類だけどな。」
…意味が解らない。眉を顰めると、ラファエロは自嘲気味な笑いを浮かべた。
「…本当はよ、お前を、どっかに閉じ込めておきてぇ。」
「…はぁ?」
またいきなりな物言いに、俺の口からは気の抜けたような言葉しか出てこない。
それに気づいていないのか、ラファエロは話を続ける。
「誰とも会わせねぇ。誰の目にも触れさせねぇ。どっかに完全に閉じ込めちまって、身も心も、レオナルドの何もかもを全部、俺だけのモノにしちまいてぇ。そんぐらい好きなんだ。…普段は、お前を困らせたくないから、隠してるだけで…。」
言葉の最後は、口付けで遮られる。ラファエロの中に吸い込まれそうなぐらいの、強い口付け。でも今度は、俺が苦しくなる前に離してくれた。
「それが出来ねぇって解ってるから、少しでもお前に触れていたいんだ。…迷惑か?」
「いや…。」
知らなかった。ラファエロがそんなに思いつめているなんて。だから、俺はラファエロの両頬を手で包んで、彼と視線を合わせた。
「…ラファエロが離さない限り、俺はラファエロの物だから…。」
「レオナルド…!」
彼を安心させたくて、口に出した言葉。しかし、それは逆効果だったようで。
「…覚悟しろよ。何があろうと、俺はお前を絶対に離さねぇ。…一生、な。」
思い切り強く抱きしめられ、唇を奪われ、俺の手は空を切る。
伝わってくる、強すぎる思いに、俺は力が抜けたように腕を下ろした。


俺を絡め取って、縛り付けて、決して離さない。そのくらい、ラファエロは俺を思ってくれている。

だが、こうやって雁字搦めになるのも、悪くないと思っている、自分がいる。





ヤンデレラフ。

ヤンデレといえるほど、病んでますでしょうか。今回のラフは。

あ、タイトルに関しては突っ込まないで下さい。ラブの点々を取るとラフになるんです。はい。
本当は普通に「愛」なんだけど、思いついちゃったから。

オーメンズ・オブ・ラフ。 永遠<とわ>のホワイトラフ。ただ逢いたくてもう切なくて恋しくて涙。
我ながら意味が解らねぇ。


そもそも、ヤンデレというものが完全に解っていません。一応調べたんですけどね。
これでいいのか。はて。


では、今回はこの辺で。
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