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タートルズSS 「Kiss me」 (ラファエロ×レオナルド) 

…自分が、これほど堪え性がないなんて、思っても見なかった。


朝、目が覚めて、居間に下りると、俺はいつも彼の姿を真っ先に探す。
(あれ…? ラファエロ…?)
少し探すと、俺はラファエロがテレビの前のソファーに座っているのを見つけた。
「あ…。」
「ねーねーラファエロ! アニメ見ていい!?」
…俺がラファエロの隣に座ろうと思った矢先に、横からミケランジェロがひょいっとやってきて、ラファエロの隣に座ってしまった。
(うっ…。)
「…俺、今ニュース見てんだけど。」
「いいじゃんいいじゃん! カタイこと言いっこなし!」
…ミケランジェロに悪気はない。それはわかってるけど…。
仕方なく、俺は気を紛らわすため、机に向かってるドナテロのところに行った。


想いが通じ合ってから、俺たちは全然二人きりになれていない。
我が家にいると、絶対にドナテロやミケランジェロ、果てはケイシーまでもがここを訪れてくる。
外に連れ出せばいいんだろうが、…俺から誘うのも恥ずかしい。それに…。

…言えない。…キスがしたい、だなんて…!

結局今日も、二人きりになれないまま、夜を迎えてしまった。
「はぁ…。」
シャワーの熱い湯を頭から浴びながら、俺は今日何度目かのため息をついた。
(何度目か、じゃない…。何十回目、だ…。)
お湯を止め、俺は力無く肩を落とす。いいアイデアもなく、ただ漠然と(どうしよう…。)と思っていた。
用意しておいたバスタオルでざっと体を拭き、それを肩にかける。
そのままシャワールームを出た俺は、俯いていたからか、目の前にあったものと軽くぶつかってしまう。
「んっ…?」
顔を上げると、すぐに見えてきたのは…、ラファエロの、驚いたような顔。
「……っ!?」
「あー、入ってたんだな。悪ぃ…。」
ラファエロの存在を肌で感じ、俺は自分の顔がどんどん赤くなっていくのを感じた。
それを知ってか、ラファエロは俺から視線を外し、くるりと振り返った。
「…じゃ、空いたら、呼んでくれ…。」
「まっ…!」
そのまま歩き去ろうとするラファエロの手を、俺は咄嗟に掴んでいた。
「…レオナルド、どうしたんだ…?」
真っ赤になった顔を見られたくなくて、俺は下を向いたまま呟く。
「…まだ、行くなよ…。」
「……。」
ちらりとラファエロの顔を盗み見ると、彼も少し照れたらしく、空いたほうの手で口を押さえ、あらぬ方向を見つめていた。
「…ラファエロ、頼みがあるんだ…。」
「…何だよ。」
幸い、ここには二人きり。言うなら今しか…。
たっぷりと沈黙を挟んで、俺はようやく口を開いた。
「…キス、してほしい…。」
「なっ…!?」
二人とも真っ赤になっている。無理もないけど。
「ずっと、してほしかった…。二人きりにもなりたくて…。」
言いながら、俺はラファエロと繋いだ手に力を込める。
「だから…、その…。…これ以上言わせるな。」
最後は小声になったけど、きっとラファエロには聞こえただろう。
「レオナルド…。」
でなきゃ、ラファエロが今、俺の両肩を掴んで、側の壁に押し付けているはずがない。
「…本当に、いいんだな?」
念を押すようなラファエロの言葉に、俺は大きく頷く。自分で望んだことなのだから、心の準備は出来ている。
「じゃあ…。」
ゆっくりと、そして確実に近づいてくる、ラファエロの顔。俺は高鳴る胸を押さえて両目を閉じ…。
「…あー、ダメだ。」
急に聞こえてきたラファエロのセリフに、驚いて目を開けた。
「何で…?」
「あー、そのー…。」
緊張しているのか、心なしか声が掠れているような気がする。
「…改めてやるとなると、何か、…すげぇ照れくさい。」
「…そうか。」
思わず苦笑を漏らすと、「好き」がどんどん溢れ出して来て、心の中が温かい。
「悪ぃレオナルド。もう一回やらせてくれ。」
「ああ、分かった。」
今度は、俺も普通に目を閉じる。ラファエロの気配が徐々に近づいてきて、とうとう、唇が触れた。
(うわっ…!)
ここにきて、俺の胸の高鳴りは最高潮に達する。二人の唇が完全に重なり合ったのが、無性に嬉しかった。
唇が離れると、すぐにラファエロが苦笑を浮かべる。右手を額に当てた彼の顔は、ハチマキに負けないほど真っ赤だった。
「すげぇ照れくさいけど、…嬉しいな。」
「…俺もそう思う。」
そして、ラファエロは俺の肩から背中に手のひらを滑らせる。優しく抱きしめられて、思わず俺の目に涙が滲んだ。
「…やっと、出来たな。その…、キスが、よ。」
「……。」
小さく頷くと、急に顎に指を置かれ、無理やり上を向かされる。間髪入れずに唇を塞がれ、俺は目を見開いた。
「…こんなに嬉しいんなら、もっと早くやっときゃ良かったな。」
「ラファエロ…。」
彼の胸に抱かれながら、俺はまた顔を真っ赤にしていた。

この先、どんなことがあろうと、俺はこの時のキスを、絶対に忘れない。





再びのオトメナルド。

そのまま過ぎるタイトルは、やっぱりE-ROTICの楽曲から。
これを聴いてると、「ラファエロ好き好き大好き(≧▽≦)キャー! なオトメナルド」が浮かんでどうしようもないんです。

なので!

開き直って、わざと糖度を高くしてあります。まぁ普通に書いても糖度高いんですけどね。
あーオトメオトメ。

では、今回はこの辺で。

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カテゴリ: タートルズSS(RL)

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