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タートルズSS 「あなたが居るから」 (ラファエロ×レオナルド) 

ちょっと流血表現があります。苦手な方は閲覧をご遠慮ください。
大丈夫!(*゚Д゚)な方は「続きを読む」からどうぞ。

地面が、崩れた。

体が、傾いだ。

「うわっ…!」
支えを失って転落しそうになったラファエロに、俺は咄嗟に手を差し伸べた。
「ラファエロっ!」
固く掴んだその手の重みに、俺の体までかろうじて残った床に叩きつけられる。
「うっ…、く…!」
今、ラファエロの体は、俺の腕一本で、宙吊りになっている。負傷していた肩の傷口が切れ、血が肌を伝い始めた。
「…レオナルド、手ぇ離せ! お前まで落っこっちまうぞ!」
ラファエロの言葉に、俺は首を振る。
「そんな事、出来るか…!」
「俺は、お前を助けに来たんだ! お前が無事ならそれでいい! だから手を離せ!」
その言葉に、両の目から涙が溢れ出す。握った手のひらに残った力を全て込め、俺は再び首を振った。
「嫌だ…、絶対に嫌だ!」
「レオっ!」
「お前のいない未来なんか、要らない!!」
絞り出すような俺の言葉に、ラファエロは確かに笑ってくれた。

「…ありがとよ、レオ。」

もう力の入らない手から、ラファエロがすり抜けていく。

やがて、その手は完全に離れた。

「…ラフっ!!」


咄嗟にもう一度手を伸ばしたけど、もう届かなくて。

ただ、スローモーションのように、彼の体が落下していくのを、見ていることしか出来なくて。


だから、横から伸びてきた別の手が、ラファエロの腕を掴んだときは、思わず息を呑んだ。

「…ふぅ、間に合ったぜ。」
弾かれたようにそちらを見ると、ラファエロの腕を掴んだのは、他でもないケイシーだった。
彼は俺に視線を寄越し、照れくさそうに笑ってみせた。
「…約束したんだ。必ず間に合わせる、って。」
そう言って、ケイシーはラファエロの体を引き上げる。残った床の上に立ち、ラファエロは安堵のため息をついた。
「…助かったぜ、ケイシー。」
「へへっ、礼なら、帰った後で言ってくれ。」
がっちり手を握り合う二人を見て、俺も安堵の息を漏らした。
「よかっ、た…。」
崩れ落ちる俺の体を、ラファエロが手を伸ばして受け止めてくれる。
「レオナルド! どうした!?」
心配そうに俺を見つめるラファエロの頬に、俺はゆっくりと手を伸ばす。
「…あ、安心したら、力が、抜けて…。」
「もう大丈夫だ。大丈夫だから…。」
自分も疲れているだろうに、ラファエロは俺に肩を貸してくれる。その時、大きい揺れが建物を襲った。
「とにかく、ここから出ようぜ。下でみんな待ってる。」
「…そうだな。」
ケイシーの言葉に、ラファエロは俺の体を抱え上げる。
「レオナルド、しっかり掴まってろよ。」
俺の脇の下と膝の裏に腕を通し、ラファエロは走る。俺は振り落とされないよう、ラファエロの首に腕を回し、静かに目を閉じた。


「…戻ってきた!!」
バトルシェルの前で待機していたドナテロとミケランジェロ、エイプリルが、俺たちが無事に戻ってきたことを喜んでくれた。
「約束どおり、間に合ったぜ。」
「ケイシー…。」
感極まったエイプリルが、ケイシーに抱きつく。そんな二人に、ドナテロがわざと咳払いをしてみせた。
「あのー、お二人さん。急いでここを離れたほうが良いような気がするんだけど。」
「『…あぁ、ごめん…。』」
建物が完全に崩れる前にと、みんなは急いでバトルシェルに乗り込む。俺もラファエロに抱かれたまま、後部扉から乗り込んだ。
扉を閉めると、すぐにドナテロが車を発進させる。走り去る俺たちの後ろで、とうとう建物が激しい煙を上げながら、完全に崩れ落ちた。
後部座席で、俺はぐったりと体をシートに埋めていた。ぴったりとそばに付いていてくれるラファエロが、何かを思いついたように小さく声を上げた。
「エイプリル、包帯か何か持ってねぇか?」
「包帯?」
「ああ。レオナルドの奴が、怪我をしてる。」
ラファエロは心配そうな目で、俺が受けた肩の傷を見ていた。血は止まっていたが、まだ痛みは残っていた。
「エイプリル、包帯なら、僕の鞄の中にあるよ。」
運転席からドナテロが言うと、エイプリルはすぐに包帯とウェットティッシュを取り出す。ラファエロはまず、ウェットティッシュで俺の腕にこびり付いた血を拭き取ってくれ、続いて傷口に包帯を巻いてくれた。
「…あぁ、ありがとう、ラファエロ。」
俺が手当ての礼を言うと、ラファエロは下唇を噛み締め、俯いてしまう。固く握った手のひらが、微かに震えていた。
「ラファエロ…?」
「……っ!」
顔を上げたラファエロは、目に涙を滲ませていた。そして、傷口に触れないように気を付けながら、俺を固く抱きしめた。
「あっ…。」
「良かった…、お前が無事で…!」
「ラフ…!」
俺も、ラファエロの背中に手を回す。力強い温もりが、嬉しかった。
「…レオナルド、お前がいない未来だったら、俺もいらねぇ。」
その言葉に、俺の目から壊れたように涙が溢れ出す。
「ラフっ…、ラフっ…!」
何度もラファエロの名前を呼びながら、俺は彼にしがみつく。そんな俺を、ラファエロは限りない強さと温かさで受け止めてくれた。
「…帰ろうぜ、我が家へ。」
「ああ…!」
力強く頷き、俺はラファエロの胸に頭を預ける。この上ない安心感に、俺は満たされ、そっと目を閉じた。






ついにやらかした!!

無印銀鉄の最終話、あの名シーンを、ラフレオでやらせてみました。
…かなり設定変えてますけど。
まず、場所が分からない。まぁ、レオナルドは攫われて、敵の本拠地に捕まってたと思ってください。
で、それを助けに来るラファエロ。展開的には王道ですよね。
言わせたかったのは、「あなたのいない未来なら要らない!」の名ゼリフ。

思いついた瞬間は、大方の予想通り萌え転がりました。
互いがそこにいるからこそ、明日への希望も持てる。それが、ラストのラフの言葉に繋がるわけです。

あー、すっきりした!(*´∀`)

では、今回はこの辺で。
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