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タートルズSS 「The dawn」 (ラファエロ×レオナルド) 

(註:舞台はFFです。)



鋭く輝く、刀の切っ先。縦に、横に、何度も何度も振るう。
舞うように、踊るように、レオナルドは二本の刀を操る。
「はぁっ!」
裂帛の気迫と共に、繰り出される剣戟。流れ落ちる彼の汗を、夜明け前の涼やかな風がさらっていく。
「…ふう。」
動きを止め、レオナルドは荒くなった息を整える。と、そんな彼に近づく者が一人。
「よう。早朝トレーニングか?」
「…あぁ、ラファエロか。おはよう。」
彼の姿を認め、レオナルドは刀を鞘に納める。ラファエロは両腕を大きく伸ばし、気持ち良さそうに肩を回し始めた。
「ずいぶん早いんだな。」
「あぁ。何だか目が冴えてしまって…。だったら、トレーニングしよう、って気になったんだ。…ラファエロはどうしたんだ?」
「ん? ただ目が覚めちまっただけだ。外の風に当たりたかったしな。」
「…そうか。」
心地よい風に、レオナルドも大きく手を広げて深呼吸をする。その隣では、ラファエロが腰に手を当て、目を閉じて、体中に風を浴びていた。

こちらの時代に来てから、ずいぶん経つ。すっかりコーディのペントハウスでの生活にも慣れ、サーリンの小言以外に不都合な点はない。しかし、
(いつになったら、我が家に帰れるのかな…。)
漠然とした不安はある。自分たちがこれからどうなるのか、予測がつかないからだ。
ここでの生活も快適だが、やはり我が家が懐かしくて堪らないときがある。
レオナルドは空を見上げる。徐々に明るくなってきた空に、まだ残っていた星たちが、一つずつ消えていく。
「……。」
胸を襲う、切なさにも似た感情に、レオナルドは両手をぎゅっと握り締めた。すると、
「大丈夫だ、レオナルド。」
「えっ…?」
声のしたほうに視線を向ければ、ラファエロが自分に穏やかな目を向けていた。
「何がだ…?」
自分の心を見透かされたようで、レオナルドは少したじろぐ。そんな彼に、ラファエロは照れたように頭を掻き、
「よくわかんねぇけど、レオナルドに、そう言わなきゃならねぇ気がした…。」
そう呟いて、ラファエロは歩を進める。レオナルドの目の前まで行って、そこでラファエロはくるりと振り向いた。
「もう一回言うが、大丈夫だぜ、レオナルド。」
差し伸べられた手は、どこまでも優しくて。
「どんな事になったって、俺はレオナルドの側にいてやっからよ。」

閃光が、目を灼いた。
(うっ…!)
眩しさに、レオナルドは腕で目を庇う。逆光になっていて良く見えないが、ラファエロは確かに笑っていた。
「お、夜が明けたな…。」
振り向いて、ラファエロは朝の光を顔に受ける。その精悍な表情に、レオナルドは先ほどのとは別の感情に襲われた。
「ラファエロ…、お前いつから、そんなに頼もしくなったんだ?」
苦笑交じりのその言葉に、ラファエロは心外だ、というような顔をし、
「俺なりに、頑張ってんだよ。…少しでも、お前の力になりてぇから…。」
ごにょごにょと言葉を濁し、背を向けてしまうラファエロ。そんな彼に、レオナルドは後ろから手を伸ばし、ぎゅっと抱きしめた。
「……!」
緊張して強張る、ラファエロの体。彼の甲羅に頬を押し付けながら、レオナルドは小さい声で言った。
「ラファエロ…、ありがとう。いつもお前の方から言ってくれてるから、今日は俺から言う。…大好きだ。」
それを聞いて、ラファエロの体から余計な力が抜ける。レオナルドの腕をそっと緩め、体を半回転させた。
「あ…。」
「俺のセリフ取るんじゃねえよ。まったく…。」
ラファエロは笑みを浮かべると、レオナルドの体を改めて抱きしめ直した。
「…愛してるぜ、レオナルド。」

全てを新しく包み込む光の中、彼らはお互いを慈しむように、深い口付けを交わした。






どうも、またラフレオで、また舞台がコーディのペントハウスの屋上です。
タイトルの「The dawn」は、そのまま「夜明け」という意味です。
以前書いた「Twilight in upper west」と対を成している、と考えてくださってもOKです。

…実は、ソニアド1のステージ「Speed Highway」の後半に流れる曲で、同名のものがあります。

ええ、やっぱり曲名です。名曲なんですよ!!
あと、ソニックシャッフルのエンディング「Summer Mirage」も名曲なんですよ!!

あ、名曲といえば、「Shell Shock」でしょう! これを書いてる今もヘビロテ中ですよ!
飽きないんだなぁ、これが。

話がそれましたが、やっぱりラフレオはいいですね。FFだと彼らを動かしやすいような気がします。


では、今日はこの辺で。
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カテゴリ: タートルズSS(RL)

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