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タートルズSS 「腕枕」 (ラファエロ×レオナルド) 

目が覚めると、横にラファエロがいた。
右手で頭を支え、目を開けた俺に左の手をひらひらと振ってみせる。その顔は、あまりにも普通で。
「よお。」
「…!?」
最初、俺は事態を把握できなかったが、完全に目が覚めると同時に、ものすごく驚いた。
「う、うわあぁぁっ!!」
…その驚きようといったら、今まで寝ていたベッドから床に転げ落ちるくらいで。
ばくばく音を立てて鳴る胸を手で押さえ、呆然とした顔でラファエロを見つめる。
「…何やってんだ?」
「そ、それはこっちのセリフだ! 何で俺のベッドにいるんだよ!」
そうだ。今は真夜中で、ラファエロは確か自分の部屋で寝ていたはずだ。それが、何で俺の部屋で、俺のベッドに…!?
「…あぁ。」
俺の問いかけに、ラファエロは両手を枕代わりにして、天井を向いた。

「…夢、見たんだよな。」
「……夢?」
「あぁ。子供んときの、な。」
子供の時の、と言われ、俺の中に懐かしいものが込み上げる。
「夢ん中で、俺たちは一枚の毛布で昼寝してた。みんな寝てる中で、俺だけがふっと目を覚ました。そうしたら、俺の隣にいたレオナルドが、寝返り打った拍子に抱きついてきたんだ。それが妙に…、嬉しくてだな。」
俺が転げ落ちたせいで乱れたタオルケットを、ラファエロは自分の上に掛けなおした。そして、俺の入るスペースを開け、少し恥ずかしそうな笑みを浮かべた。
「特に何かする、ってわけでもねぇけど、久しぶりに一緒に寝ようぜ。」
とくん、と胸が高鳴る。顔が熱くなっているのは…、いや、まぁ、当然か…。
「…今夜、だけだぞ…。」
そう呟いて、俺はベッドに潜り込む。すぐに、タオルケットとラファエロの体温が俺を包んできた。
俺の頭の下にあるのは、枕ではなく、ラファエロの右の腕。
「…腕枕なんかして、重くないか?」
「なーに。たまにはいいだろ。」
空いたほうの左腕で、ラファエロは俺をぎゅっと抱きしめる。このまま寝てしまうのがもったいない様な気がして、俺は口を開いた。
「…小さい頃は、こうやって、みんなで一緒に寝てたよな。」
「ああ。だが、小せぇ時は…。」
そこで言葉を切って、ラファエロは左手でそっと俺の頬を包む。
目を閉じると、思ったとおり口をふさがれた。
「んっ…。」
唇を離しただけの至近距離で、ラファエロはにっと笑う。
「…こんな事、出来なかったもんな。」
彼につられて、俺も小さく噴出してしまう。
「そうだな。こればっかりは、今のほうが良い。」
「だろ?」
こうやって、二人で微笑みを交わす瞬間が、俺は何より好きだった。

ゆるやかな眠気がやってきた。ラファエロの胸に顔を埋めると、俺はもう心地よい睡眠の波に飲まれていく。
「おやすみ、ラファエロ…。」
「…あぁ、おやすみ。レオナルド…。」
額に口付けを落とされたのを最後に、俺は意識を手放した。


そして、翌日。案の定。

「いってぇぇぇぇぇ!!!」

ラファエロの右腕は、完全に痺れていた。
「だ、大丈夫か!? ラファエロ…。」
原因を作った形である俺は、尋常じゃないラファエロの様子に、ただおろおろするばかり。
「…ああ。こんなもん、ほっときゃ治る…!」
体を小刻みに震わせながら、なるべく右腕を動かさないように努めるラファエロ。しかし、
「あれー? ラファエロ、もしかして腕シビれてんの!?」
「何だって? そりゃあ聞き捨てならないねぇ…。」
心底楽しそうな顔のドナテロとミケランジェロにかかっては、もうどうしようもない。
「おわ! 何やってんだお前ら、触んじゃねぇ! …いってぇぇぇぇ!!!」
「ねーねーラフ、感覚がないって、どんな感じ?」
「うるせぇ! いーから触…、~~~っ!!」
完全に二人に遊ばれているラファエロに、俺は頭を抱えた。


今度から、腕枕は断ろう…。





たまにはラフレオでコメディ路線もいいんじゃないか、と思って書きました。
あおきが書くラフレオは、どうもシリアスかつえろすな雰囲気になりがちなので。

最後にサドニーをこっそり入れてみた。サドニーって良い言葉ですよねぇ…。これだけで妄想が広がりますよ。
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カテゴリ: タートルズSS(RL)

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