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タートルズSS 「I steal your heart」 (ジックス×ドニー) 

夜の闇に紛れ、俺はそっと奴らの居場所に侵入した。
入ってすぐに、物陰に身を隠す。そして、誰にも見られていないことを確かめ、その暗がりの中を進む。
途中、見回りとおぼしきでかいロボットが、俺の目の前を通り過ぎた。そいつが行ったのを見て、俺は暗がりから飛び出し、廊下をひた走る。背後でヤツの持っていた電灯の明かりが揺れたようだが、もう遅い。
(さて…。)
目的の場所はもうすぐだ。俺は頭の中に入れておいたここの見取り図を、もう一度確かめてみる。廊下に面して、向かい合うように四つ並んだドア。その中の一つのはずだ。
俺は手始めに、一番手近なドアを開けてみる。途端に聞こえてきたのは、大きないびき。違った。俺は顔をしかめながらも、音を立てずにドアを閉める。
次のドアを開けると、静かな寝息が聞こえる。ここか…? しかし、枕元に置かれていた二振りの刀に、ここも間違いだったと気づく。
そして、反対側のドアに取り付き、そっと開けてみる。静かな寝息、置かれている武器は棒のようなもの、極めつけはキレイに畳まれて置かれた紫色のバンダナ。ここが正解だ…。
足音を殺しながら、枕元に近寄る。彼はベッドの上で仰向けになりながら、ぐっすりと眠っていた。全く、俺がここに来ていることにも気づかずに…。

まぁいい。さて、貰うものを貰っていくとしよう。
俺は肩の力を抜き、気配を消しつつ、ゆっくりと彼の上に屈みこむ。半開きで、健康そうな寝息を立てている唇を、そっと塞いだ。
「…んっ…!?」
不意のキスに驚いたのか、彼が目を開けてしまう。俺は反射的に身を起こし、大きく後ろに飛び退った。
「なっ、お前…、ジックス!? どうしてここに…!?」
俺の姿を見て、彼は慌てて武器を手に取り、構える。俺はそんな彼に対し、特に身構えもせず、腰に手を当てて、じっと彼を見つめた。
照れているのか、それとも慌てているのか、顔が真っ赤になっている。それでいて、こちらを睨みつける視線には、敵意が存分に込められていた。
「…落ち着け、お前らしくもない。俺は別に、戦いに来たわけじゃない。」
「じゃあ、何で…! 何で、僕に、キス…!?」
…やっぱり慌てている。俺は小さく笑い、ここに来た本来の目的を告げた。
「…俺は、貰うものを貰いに来ただけだ。」
「…貰う、もの…?」
「あぁ。お前の心と…、唇、だな。」
「……っ!」
俺の言葉に、彼はさらに真っ赤になる。俺は自らの唇を指先でなぞり、先ほど味わった彼の唇の感触を確かめ、にやりと笑う。
「じゃ、また来るからな、…ドナテロ。」
「待っ…!!」
そう言い残し、俺は奴らの居場所を後にした。仲間を呼ばれたら、さすがに厄介になるから、そこまで頭が回る前に、急いで。


(思ったより簡単だったな…。)
街の中を走りながら、俺はちらりと後ろを振り向く。追っ手がかかっているような様子はない。そう見極めて、俺は走るスピードを緩めた。
(本当は、もう少しあのキスを味わっていたかったんだが…。)
まさか、あんなに早く彼が目を覚ましてしまうとは思わなかった。
しかし。
(…ドナテロ。タートルズのブレインであり、俺を出し抜いたこともあるヤツ…。)
そんなヤツの、真っ赤に染まった、慌てふためいた顔を見ることが出来たのだ。
(今日はそれで、良しとしておこう。)
ドナテロの顔をもう一度思い浮かべ、俺は顔に笑みを貼り付かせたまま、夜の闇へと身を躍らせた。







ジックス×ドナテロ

今、何故かこの二人が熱いです。何でこんなに萌え滾るのか、自分でも分からないほど萌えています。

ガイズの部屋などの間取りに関しては、すべて妄想の産物です。つまり捏造です。だってソースがないんだもの…。

で、個人的には、レオ←ドニー←ジックス だと嬉しいな、なんて。
「僕はレオが好きだったはずなのに…!」って、あのキス以降、ジックスに急速に惹かれていくドニー。堪らん(*゚∀゚)=3

このCPはさすがにサーチにもないし、きっと書いてるのって私くらい…。

でもいい。マイナー上等。


では、今日はこの辺で。
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カテゴリ: タートルズSS(ジックスD)

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