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タートルズSS 「上昇気流」 (ラファエロ×レオナルド) 

ビルの縁から、下を覗き込む。光の届かない路地裏は、そのまま大きな暗闇となり、俺を飲み込んでしまいそうに思えた。
ひとりでに足が竦む。そんな俺の体を、ラファエロが後ろからそっと抱きしめてくれた。
「大丈夫か?」
「あぁ…。」
ラファエロの腕に包まれて、少しだけ気分が落ち着く。俺たちの体は今、幅の広いベルトでがっちりと繋がっていた。俺の手に自分の手を重ねながら、ラファエロが耳元で囁いた。
「次の風で飛ぶぞ。いいな?」
「わ、分かった…。」
緊張がみなぎり、俺は乾いた唇を舌で濡らす。俺たちは黙って、その時を待った。
やがて、強い風が吹いてくる。ハンドルをぐっと握り締めると同時に、ラファエロの声が響いた。
「いくぜ。1、2の…、3っ!」
その声を合図に、俺たちはビルの屋上から身を躍らせた。
(うわ…!)
一瞬、落ちる、とも思ったが、俺の体はすぐに心地よい浮遊感に包まれていた。
ラファエロの背中のハンググライダーが風を受け、ふわりと空に舞い上がる。俺の手を通しながら、ラファエロは上手に風を読み、ハンググライダーを操る。真夜中だというのに、その操縦には迷いがない。
「レオ、もうちっと高度上げるぜ。」
そう言って、ラファエロはグライダーのハンドルを動かす。高度が上がり、風が頬を撫でる。俺たちの眼下を、ニューヨークの河口近くに架かる大きな橋が通り過ぎていった。
「怖くねぇか?」
ラファエロの問いに、俺は小さく頷く。確かに小さい頃は、高い場所が怖かった。でも今は成長して、高所恐怖症も克服したし、…それに、ラファエロもいる。だから大丈夫だった。
「レオ、下見てみろよ。」
言われて、俺は視線を前から下に向ける。真夜中になっても眠らない街、ニューヨークの夜景。きらきらとこぼれる光の粒が、手を伸ばせば拾えそうに思えた。
「キレイだな…。」
「…そうだな。」
ぽつりと漏らした呟きに、ラファエロが答えてくれる。ひんやりした夜気を胸いっぱいに吸い込み、俺は感嘆のため息を吐いた。


「初フライトは、大成功だったな。」
着地したビルの屋上。俺たちを繋ぐベルトを外しながら、ラファエロが笑う。その笑顔に、また胸が熱くなる。
「よっ、と…。」
背中からグライダーを下ろし、後片付けに入る。俺は衝動を抑えることが出来ずに、ラファエロに抱きついていった。
「お、おい、レオ…?」
何も言わずにラファエロを抱きしめていると、彼は片づけを中断し、俺に向き合ってくれた。そっと背に回された腕が優しい。
「…どうした?」
「…あ、あの…。」
咄嗟に抱きついたはいいものの、次にどうすればいいかをすっかり失念していた。困っていると、頭に浮かんできた言葉が一つ。俺はそれを、素直に口に出した。
「…また、連れて来てくれ。」
「…あぁ。」
微かな笑いと共に、ラファエロが頷いてくれる。ふわり、と彼の指先が俺の頬に触れる。唇が重なり合うまで、そう時間はいらなかった。

お前となら、きっと、どこまでだって行けそうだ。






二人の恋も上昇気流ですよ! って何を言っているのか!

あおきです。どうも。突発的に思いついたラフレオです。

今日、仕事に行くときに空を見上げたら、鳥が2羽、すごく高いところを飛んでいたんですよ。それを見て、ラフレオ変換してしまいました。タンデム飛行ってステキじゃないですか。ねっ。


では、今日はこの辺で。
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