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タートルズSS 「Precious」 (ラファエロ×レオナルド) 

「…はい、これでおしまい。」
俺の腕に包帯を巻き終え、ドナテロが呟く。
今夜は、思わぬところでフット団の奴らと戦闘になってしまった。俺たちは皆、それぞれに傷を負いながらも、何とか奴らから逃げ切り、我が家に帰ってきたところだった。
傷の数は…、やはり、俺が一番多い。次いで、レオナルド。レオの傷は、撤退するときに俺たちを先に逃がしたから。俺は、いつも通りに先陣を切って敵に突っ込んで行ったから。当のレオナルドは、すでに手当てを済ませ、怒ったような表情で、何か言いたげな視線を俺に注いでいる。
「さて、僕もう寝るからねー。」
「あっ、オイラもオイラも! もうへとへとー!」
ドナテロとミケランジェロも、その視線に気づいていたようで、手当てを済ませると、いち早くリビングから出て行く。後に残された俺は、レオナルドの視線に絡め取られ、ソファーから動くことが出来なかった。
「…あー、俺も寝るかな。」
この空気を何とかしたくて、俺はわざとそう呟いて立ち上がる。すると、それを合図にしてか、レオナルドがふっと動いた。
「…ラファエロ。」
何だよ、どうせいつもの説教だろ。そう思って振り向いた俺の胸に、レオナルドの頭がぶつかる。
(えっ…?)
抱きつかれた、と分かったのは、それから。レオナルドは怒ったような顔を崩さぬまま、俺をぐっと抱きしめてきた。
「お、おい、レオ…?」
「…お前は、どうして、いつもそんなに無茶をするんだ!」
俺のセリフを遮り、レオナルドは言葉を振り絞る。
「お前が傷を負えば、血を流せば、それだけ俺が心配で、不安で堪らなくなることぐらい、お前なら分かっているだろう…!」
最後のほうは、ほとんど涙声だった。小さく体を震わせているくせに、俺を抱く腕にはどんどん力が篭ってくる。
俺はそんなレオナルドの背に腕を回し、泣いている子どもをあやすように、優しく撫でてやる。
「…お前を守れるなら、俺の血なんか、いくら流れたって惜しかねぇよ。」
「ラファエロ…。」
目に涙を溜めながら、レオナルドは俺を視線を合わせる。不安げな眼差しを安心させたくて、俺は努めて笑顔を浮かべた。
「俺だって、自分なりに考えて、行動してんだ。」
敵に真っ先に突っ込んでいくのも、奴らの注意を俺に引き付けて、少しでもお前の負担を取り除きたいから。
「そうでもしなきゃ、リーダーだから、っつって、いっつも一番大変な役回りを引き受けたがるお前を、守れねぇだろ。」
「っ…!」
レオナルドはとうとう、俺の胸に顔を埋めて、本格的に泣き出してしまう。力の抜けた体をソファーに誘い、改めて抱きしめる。
「お前が無事なら、俺はそれでいいんだ。」
重ねて言うと、レオナルドは俯いたまま、小さく首を横に振った。
「…俺は、それじゃ嫌だ。」
「レオ…?」
まだ少し涙の残った声で、レオナルドは短く言葉を綴る。
「…お前も、ラファエロも、無事でいてくれないと、嫌だ…。」
「……!」
今さらながら、レオナルドが自分をここまで深く想っていてくれたことに、驚かされる。俺はレオナルドの頬に残る涙のあとを、指先で拭ってやる。ゆっくりと顔を上げたレオと、もう一度視線を合わせた。
胸に湧き上がるこの感情を、どういった言葉で表現したらいいか分からない。だから俺は、レオナルドと唇を重ねた。愛しいだとか、大切だとか、そういった感情を全て詰め込んで。
「ん…。」
触れる肌の温もりに、俺の胸が満たされていく。戦いで負った傷すら、その想いが治していくようだった。







糖度は高いが、オチが…。

あおきです。どうも。

ツイッターの方で。「1時間以内に4RTされたら、レオナルドが怒った表情で好きな人を抱きしめているSSを書きます」というお題が出ましたので、書いてみました。

ちゃんと話を練り上げないから、オチがgdgdになるのよ…。申し訳ない。


では、今日はこの辺で。
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カテゴリ: タートルズSS(RL)

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