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タートルズSS 「切望のフリージア」 (ダークレオ×レオナルド) 

届かないと分かっているのに、憧れが抑えきれない。


ミケランジェロが、腹が減ったとうるさいので、俺は一人、街に買い物に出た。
何を買うかとしばし迷い、結局、いつものジェイの店のホットドッグに決めた。あれなら、兄弟たちは絶対に文句を言わない。
紙袋の中に、ホットドッグをたっぷりと詰め込み、ジュースが四本入った袋を提げ、俺はふっと息をついた。これだけあれば、恐らく大丈夫だろう。そう思って、俺は歩き出す。しかし、
「な、何するんですか…!?」
すぐ側の路地から聞こえてきた、怯えたような女性の声が、俺の足を止めさせる。覗いてみると、買い物袋を抱えた女性が、二人の変な奴らに追い詰められていた。
「ちょっと、俺たちと遊んでくれねーか?」
「ひっ…!」
下卑た笑みを浮かべながら、奴らは女性の顔に手を伸ばす。それを、精いっぱい体を引きながら。女性は避けようとする。しかし、後ろは壁。逃げ場がない。
「……。」
一瞬、無視して通り過ぎようとも思った。しかし、脳裏にあいつの姿が浮かび、俺は頭を押さえる。…彼だったら、こんな時はきっと、女性を助ける…!
俺はすぐに覚悟を決め、持っていた荷物を足元に置き、路地へと入っていく。
「…いい加減にしろ。嫌がってるだろ。」
「何だコイ…、ツ…。」
俺の横やりに、奴らは怒ってこちらを見たが、俺は十二分にイラつきを込めて、奴らを思い切り睨みつける。
それに気圧されたか、やがて奴らは体を小さくし、こそこそと逃げていった。
「はぁ…。」
何とか奴らを追い払い、俺はため息をつく。あいつらもあいつらだが、わざわざ助けに入ってしまう俺も俺だ。
「…気をつけろよ。」
女性に素っ気なく声を掛けておき、俺は元来た路地を戻ろうとする。しかし、
「ま、待って!」
当の女性に呼び止められ、俺は仕方なしに振り向く。ようやく緊張の解けた女性は、自分の持っていた袋から、小さな花束を取り出した。
「助けてくれてありがとう。これは、そのお礼よ。」
俺の手に無理やりその黄色い花束を握らせ、女性は歩き去っていく。残された俺は、手の中の花束に視線を落とし、まず匂いを嗅いでみた。甘い香りが鼻腔に届く。
(花、か…。)
そんな柄ではない。しかし、彼女のお礼の気持ちを、捨ててしまうのも申し訳ない。迷った挙句、俺はその花束を持ち帰ることにした。


棲家に戻った俺は、まず、この花のことを端末で検索してみた。今、その花束は、ここに唯一ある、縁の欠けたコップに入れられ、俺の隣に置いてあった。
画像検索すると、すぐにヒットした。この花の名は…。
「…フリージア、か…。」
そう呟いて、俺は小さな黄色い花に目をやる。…何故だ。この花を見ていると、胸が騒ぐ…!
花言葉は多数あるようだが、特に俺の目に止まったのは「憧れ」の一言。
「……。」
あこがれ。頭の中でその言葉を繰り返すと、途端に胸が苦しくなる。この胸を騒がせるものの正体を、俺はようやく悟っていた。この茎の色、しなやかな姿。それが、否応なく、あいつを思い起こさせる…!
「っ…!」
端末の電源を切り、俺は頭を抱える。憧れ…、…そうだな。もしこの俺が、心を惹かれ、何かを強く望むとするなら、それはあいつしかいない。
(レオナルド…!)
望むものの名を、心の中で呼び、抑えきれぬ苦しさに歯を食いしばる。…お前に、逢いたい。例え、この手が届かないとしても…!

暗い部屋の中、コップに入れられた花だけが、明るかった。







あおきです。どうも。

これも、突発的に思いついた闇レオレオです。
闇レオレオと言っておきながら、レオの出番は0です(・∀・)

「今日は何を書こうかなー」→切望のフリージアが頭を流れる→「切望か…。ガイズの中で、一番『切望」って単語が似合うのは…、闇レオじゃね?」→ぴきゃ(*゚∀゚)

単純で申し訳ない。

フリージアは、かなり好きな花です。いい匂いだし(*´∀`)沈丁花、金木犀、スイートピー、そしてフリージア。好きな花4つ上げろって言われたら、まずこれが上がりますね。あとはトルコ桔梗も好き。

これで、フリージアの花言葉が「切望」だったら、もう完璧だったんだけど…。

あ、D/a/i/s/y/S/t/r/i/p/p/e/r/さんとは、何の関係もございませんのでね(・∀・)


では、今日はこの辺で。
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