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タートルズSS 「やっぱり惚れてるから」 (ラファエロ×レオナルド) 

(註:レオがヤンデレ化してます。苦手な方は閲覧をご遠慮ください。)






それは、あまりにも突然すぎた。
「ラファエロ。」
「あ?」
ソファーで寛いでいた俺に、レオが声を掛けてくる。その目は、…異様なまでの真剣さを帯びていた。
「何だよ。」
「…話がある。」
「話?」
鸚鵡返しに問い返すと、レオは小さく頷き、続けてこう言い放った。
「ラファエロ、俺はお前が好きだ。俺と付き合ってくれ。」
「……!?」
その言葉に、俺は口に含みかけていたコーヒーを、思い切り噴き出してしまう。げほげほと噎せる俺を、レオは変わらぬ視線で見つめている。
「げほっ…、レオ、お前、本気か…!?」
「俺が嘘を言うように見えるか?」
だったら、背中ぐらい擦れ。そう思いながら、俺は呼吸を整える。こちらを見下ろすレオと目が合うと、奴はふっと息を呑んだ。
「返事をしろ。」
「返事って…、俺たちは、兄弟で、何より男同士だぜ!? はいわかりました、って言って、簡単に付き合えるワケねぇだろ!」
「…つまり、断るというのか?」
「当たり前だ!」
そんな事をいきなり言われても困る。俺はため息をついて、ソファーに座り直そうとした、その時。
鋭い風切り音と共に、俺の目の前に刀の切っ先が突きつけられる。少し遅れて、頬に走る痛み。切られた、と思ったのは、その直後。
冷たく光る刀身、それをゆっくりと目で追う。程なくして、柄を握るライトグリーンの手が見えてきた。
「…な、何を…!?」
「…ならば死ね。」
「は!?」
俺は驚いて、レオの顔を見る。…本気の目だった。
「れ、レオ…。」
「俺と付き合わないと言うのなら、意味がない。潔く、俺の手にかかれ。」
「ちょっ…!」
振り降ろされてきた刀を何とか避け、俺はサイを抜くことも忘れ、その場から逃げ出す。思ったとおり、レオは俺を追いかけてきた。
「レオ、待て! 話せばわかるだろ!」
俺の言葉にも、レオは反応を示さない。ただ、俺に向かって、的確に刀を向けてくる。まずい、非常にまずい…!
「うっ…!」
闇雲に逃げているうちに、俺は下水道の封鎖された場所まで来てしまった。後ろを向くと、俺を追い詰めたのを察知したのか、レオは俺から少し離れた場所で足を止めていた。
「覚悟は出来たか?」
声のトーンが、ひどく冷たく感じる。背中に寒気が走った。そして、レオが刀を振り上げると同時に、俺は声を張り上げた。
「分かった、付き合う! 付き合うから!」
思わずつぶった目の前を、微かな風圧が通り過ぎていった。恐る恐る目を開けると、俺の目の前でぴたりと静止した刀身。そして、低く響くレオの声。
「…本当か?」
「ああ! 本当だよ!」
俺はもうやけくそで言い放つ。すると、レオはすっと刀を引き、鞘に収めてくれた。
「…それならいいんだ。これからよろしくな、ラフ。」
「…おう。」
これで良かったのか、俺には分からない。だが、当面の危機は脱出したようだ。良かった…。
「…ああっ、ラフ、頬にケガをしてるじゃないか! 一体どうしたんだ?」
「…お前がやったんだろうが!」
声を荒げるが、レオは早く手当てをしないと、と言いながら俺の手を引っ張って駆け出す。…俺、これからどうなっちまうんだ…?


その日の夜は何事もなく過ぎ、翌朝。
「ラフ、おはよう!」
「…おはよう。」
眠い目を擦りながらリビングに降りると、レオはとっくに起きていて、朝食の用意をしていた。テーブルの上にずらりと並べられた食事は、とても朝からは食べられそうにない量。
「ほらラフ、席につけ。準備が出来たから。」
「…朝からこんなに食えねぇよ。俺はシリアルだけでいい。」
そう漏らした瞬間、俺の目の前にレオの刀が突き立てられる。テーブルに突き刺さった刀は、俺に生唾を飲み込ませるには十分すぎた。
「…俺が作ったものが、食べられないと…?」
「たっ、食べるよ…。」
俺は観念して、目の前のベーコンエッグに手を伸ばす。レオは満足したのか、刀を収めてくれた。
(やべぇな…。)
どうも、レオの意に沿わない言動をすると、途端に刀が向けられるらしい。俺はレオに分からないように、こっそりとため息をついた。


「ラッフー。」
気楽な口調で俺を呼んだのは、ドナテロ。奴はソファーに座る俺の隣に腰掛け、じっと俺を見てくる。
「…あんだよ。」
不機嫌な声で返事をするが、ドナテロはそれを気にせず、話を切り出す。
「だいぶお困りのようだね。」
「…何のことだ?」
「レオだよ。ずいぶん凄まじく愛されちゃってるじゃない。」
「……まあな。」
その話か…。俺が何度目かのため息をつくと、ドナテロはアドバイスと称して、こんな提案をしてきた。
「レオさぁ、ちゃんと自分が愛されてるって実感すれば、ああいった行動も止むんじゃないかな。」
「…実感、ねぇ…。」
確かに、俺はレオが…、…まぁ、好きだ。あんなぶっ飛んだ行動に出ないくらいに、だが。
しかし、実感させると言ったって、一体どうすりゃいい…?
「ほら、噂をすれば、来たよ。」
ドナテロの言葉に、俺が振り向くよりも早く、レオから声がかかる。
「ラフ、一緒に買い物に行こう。」
「…ラフ、行っといでよ。」
「……。」
ドナテロの言葉に背中を押され、俺はソファーから立ち上がり、レオのとこまで歩いていく。
「ラフ…?」
言葉で伝えるのはちっと恥ずかしい。だったら、これしかねぇだろ。そう思って、俺はレオにキスをした。
俺に出来る、精一杯の愛情表現。これで、分かってくれるか…?
「……。」
体を離すと、レオはしばしの間呆然とし、無言で刀を抜き、俺に切りかかってきた。
「うわっ! 何すんだ!」
「恥ずかしいだろ! いきなりそういう事をするな! バカエロ!」
レオは顔を真っ赤にしながらも、ぶんぶんと刀を振り回す。
「落ち着け、レオ!」
「うるさい!」
話が違う。俺はそう思いながら、レオの刀を必死で避け続けた。


結論。

レオの取り扱いは、思っていた以上に難しい。







私に出来る、精一杯のヤンデレ。

あおきです。どうも。

以前、ラフのヤンデレ化は書いたことがあったのですが、レオのヤンデレ化ってないな、と思って、書いてみました。
思いつめて、ヤバい行動に走るおにいたん。病院が来い。

やっぱり、ヤンデレの定義がよく分かっておりません。いいのか、これで…。


では、今日はこの辺で。
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