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タートルズSS 「言葉の続きは、また後で 2」 (レオ×ドニー) 

(註:このSSは、以前書いた「言葉の続きは、また後で」の続編となっております。前作も合わせて読んでいただけると嬉しいです。)





テーブルの上に、何種類ものピザやお菓子、飲み物が並べられている。
目の前のグラスを顔の前まで持ち上げ、俺はパーティーの始まりを宣言した。
「それじゃあ、エイプリルの誕生日を祝って!」
乾杯の声と共に、みんなの持っているグラスが打ち合わされる。飲み干したクランベリーのジュースは、甘くてとても美味しかった。

エイプリルの誕生日パーティーを我が家でやろう。この計画を持ってきたのは、もちろんケイシーだ。
彼を中心に計画を練り、当日までエイプリルには内緒にしておいて、俺たちはこのサプライズパーティーを成功させた。
「みんな…、ありがとう! 本当に嬉しいわ!」
エイプリルのこの一言が聞けただけでも、頑張った甲斐があった、というものだ。


「よーう、ドナテロ! 楽しんでるかー!?」
宴もたけなわとなった頃、酔っ払って顔を真っ赤にしたケイシーが、ドナテロに絡み始めた。
「…うん、楽しんでるよ。」
「そうかー…、おっ。」
満足そうに頷いたケイシーは、ドナテロのグラスが空っぽなことに気づく。
「おいドナテロ、これ飲んでみろよ! うめぇぞ!」
テーブルの上にあったボトルを掴み、ケイシーが笑顔でそれをドナテロに薦める。
「そうなの? じゃあ、ちょっと貰おうかな…。」
飲み物をグラスに注いでもらい、ドナテロはそれを二口ほどで飲み干す。すると、エイプリルがここで、ドナテロが今飲んだドリンクのボトルを見て、驚きの声を上げた。
「…ちょっと、ケイシー! これ、お酒じゃない!」
「…えっ?」
ケイシーが呆けたような返事をしてる間に、少量とはいえアルコールを飲んでしまったドナテロは、ふわりと後ろに倒れこんでしまう。
「ドナテロっ!」
俺はすかさず手を伸ばし、倒れるドナテロを抱きとめ、そのままゆっくり床に寝かせてやる。
「良かった…。」
とりあえず、倒れた拍子に頭を打つのは避けられた。向こうでは、ケイシーがエイプリルに叱られていた。
「もう、ケイシー! どういうつもりなの? ドナテロにお酒を飲ませるなんて!」
「いやー。悪い悪い…。」
俺はため息を付いて、くたりと力の抜けたドナテロの体を抱き上げる。
「とりあえず、俺はドナテロを部屋に連れて行くから…。」
「お願いね、レオナルド…。」
エイプリルの声に見送られながら、俺はドナテロを部屋まで連れて行った。ベッドに寝かせてやり、毛布をきちんとかけてやる。お酒のせいで紅潮した頬と、ぽやんとした寝顔。俺はもう一度ため息をついた。
(ドニーにお酒は飲ませられないな…。)
みんなにも、気をつけるように言わないと。そう思って、俺はドナテロの部屋を後にした。


翌朝。
「頭痛い…。」
ドナテロは起き上がることも出来ず、ベッドの中で頭を抱えて呻いていた。
「二日酔いだな。今日は寝ていたほうがいい。」
額に冷えたタオルを乗せてやって、俺はベッドサイドに持ってきた椅子に腰掛ける。
しかし、ほんの少ししか飲んでないというのに、二日酔いとは…。かなり強い酒だったのだろうか。
「レオ、お水飲みたい…。」
「ん。」
俺は頷いて、枕元にあるポットから水を汲む。起き上がれないから、ストローもつけてやった方がいいだろう。
「…ありがと。」
ドナテロは掠れた声で言い、水を少しずつ飲んでいく。半分ほど飲んだところで、俺は彼からコップを預かった。
「…レオ、側にいてくれる?」
「もちろんだ。」
不安げな表情で呟くドナテロに、俺は大きく頷いてやる。すぐにドナテロは笑顔になり、安心したように息を吐き出した。
「…そういえば、前にも似たようなことがあったな。」
「…えっ?」
俺の一言に反応し、ドナテロは体を起こそうとする。それを押し留めておいて、俺は以前にドナテロがジュースと間違ってお酒を飲んでしまった時のことを話した。抱きかかえて部屋まで連れて行ったはいいが、俺を全然離してくれなかったこと、「ちょーさん」を連呼していたことなど。
「うわ、覚えてない…。」
俺の話を聞いて、ドナテロは恥ずかしそうに毛布に顔を埋めてしまう。まぁ、無理もないか…。
「…それで、ドナテロ。一つ、聞かせてほしいんだが…。」
「…何?」
毛布から顔を出したドナテロに、俺はこの前からずっと気になっていたことを告げる。つまり、

「ちょーさん…、僕ね、レオのこと…。」

あの言葉の、続きを知りたい。

「えっ…、…そんなの、言わなくても分かるじゃない…。」
「そこを何とか頼む。…ちゃんと言葉で聞きたいんだよ、ドニー。」
「うっ…!」
愛称で呼ぶと、ドナテロは顔を真っ赤にする。今度は酔いのせいではなく、単純に照れのせいだろう。
「えっと、そのー…。」
瞬きを何度か繰り返し、ドナテロは言葉を探す。やがて、小さな笑いと共に、ドナテロは俺に向かって両手を伸ばしてきた。
「…大好き、に、決まってるじゃないか…。」
「…俺も、そうだと思っていた。」
ドナテロの上にかがみ込むと、彼の腕が俺の首筋に回される。至近距離で笑みを交わして、俺たちはそっと唇を重ねた。





お酒は二十歳になってから。

あおきです。どうも。

これも、リクエストされていたLDです。テーマは「二日酔いのドニーと、それを介抱するレオ」でしょうかね。

まず、ドニーにお酒を飲ませるシチュエーションってのがね。
冬はパーティーシーズンですし、パーティー→お酒飲まされる っていう流れが浮かんで良かったですわ。

で、続き物になっています。 前回のラストのドニーのセリフ、もだもだするとこで止めていたので、今回の話で全部言わせてみました。捻りも何もないですが、ここは素直に! 


このSSは、リクエストしてくださったcsi様のみ、お持ち帰り可です。

では、今日はこの辺で。
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