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タートルズSS 「一緒に遊ぼうよ」 (フィーフィー×ラファエロ) 

「フィーフィー! ご飯だよー!」

…マイキーのそのセリフを聞いて、俺の背中に寒気が走った。

二度と聞きたくない名前だった。フィーフィー。あいつ、まだいるのかよ…。
「……おい、マイキー。」
俺は座っていたソファーから立ち上がり、奴のご飯皿…とおぼしき紙皿を持ったマイキーに、つかつかと近寄っていく。
「あ、ラフ。どしたの?」
「…どしたの? じゃねぇよ。あの、…フィーフィーとかいう奴、まだここにいんのか?」
「いるよ! ラフも会いに行く?」
「なっ、ちょっと、待てっ…!」
嫌がる俺を、マイキーは無理やり引っ張って、奴のいる部屋に連れて行く。
「フィーフィー! ご飯だよっ♪」
…いた。奴だ。マイキーの置いた皿から、がつがつと飯を食っている。俺は早くも、ここから逃げたしたくて堪らなかった。
「…マイキー、もういいだろ?」
「えぇ? まだいいじゃん! それにー…。」
…それに?
「あのね、フィーフィーってね、オイラが思ってる以上に、ラフのことが好きみたいなんだ!」

…今、とんでもないことを聞いた気がする。こいつが? 何だって?

硬直している俺の足に、何かが絡みつく。震えながら足元を見下ろすと、そこには奴の…、青紫色の、触手。
「ほら、フィーフィーもご飯食べ終わったし、ラフと遊びたいって!」
「…ちょっ、と、待てっ、マイキー…!」
そうしている間にも、俺の体はどんどんこいつに絡め取られていく。それを見て、マイキーは満足そうに微笑みやがった。
「じゃ、オイラお皿を片付けてくるから、遊んであげてねー♪」
そうして、無情にもマイキーは部屋を出て行ってしまう。残されたのは俺と、…こいつだけ。
(嘘、だろ…!)
俺は愕然と、マイキーの背中を見送る。すると、途端にフィーフィーの奴が俺の体を持ち上げた。
「うわっ…!」
俺の体を絡め取った触手は、自分の顔の高さまで、軽々と俺を持ち上げる。正面から向かい合うような形になり、俺は必死で顔を背けた。しかし、
(!?)
頬に触れた、ぬるついた感触。舐められた、と思う間もなく、フィーフィーの舌が俺の口の中に入ってくる。
「んぐっ…!」
何だよこれ…、まさか、キスのつもりか…!? 縮こまる自分の舌が、奴の舌と無理やりに絡まる。呼吸が苦しくなる前に離してくれたから、何とか助かった。
「ぷはっ…、おい、いい加減に離せ…!」
言葉が通じるとも思えないが、俺の口からはそんなセリフが漏れる。しかし、こいつは俺を離すどころか、苦しくならない程度に俺の体を抱きしめてきた。
(離せってんだよ…。)
こいつに関しては、嫌な記憶しか残っていない。大概、俺が酷い目にあっている。だけど、今のこいつからは、あまり嫌な気配を感じない…。もしかして、こいつ、本当に…?
「……。」
これ以上何もしなければ、まぁ、許してやらないでもない。そう思った瞬間だった。
「……!」
奴の触手の先端が、俺の足の付け根に入り込もうとしていた。こいつ、やっぱりか…!
「…てっめ、いい加減にしろっ!」
怒りに任せて、俺はフィーフィーの頭を思い切り殴る。そのショックか、やっと奴は俺を解放した。
「あーっ!!」
しかし、それをマイキーの奴に見られていた。思ったとおり、マイキーはフィーフィーの方をかばう。
「ラフ! 何でフィーフィーを殴るんだよ! いじめちゃ可哀想だろー!」
「うるせぇ! 俺がいじめられてたんだ!」
膨れるマイキーに、俺はかいつまんで事情を説明する。でも、マイキーはそれを一笑に付し、
「ちょっとふざけちゃっただけだよ。ねー、フィーフィー♪」
「ふざけんな! 文字通り!!」
ったく、こっちは本気でキレてんのに…!
「ねぇフィーフィー、フィーフィーはさ、ラフのこと、ほんとに好きなんだよね?」
マイキーがそう聞いてみると、フィーフィーは少しだけぐるぐると呻った。
「ほらね! 今、フィーフィー頷いたよ!」
「首ねぇだろうがよコイツはよ!」
怒りが収まらない俺を、マイキーが宥めにかかる。
「何にせよ、ケンカは良くないよ。ってことで、はい、仲直りの握手! ほら、ラフも! フィーフィーも!」
…マイキーの言い分は分かる。しかし、こいつと握手…。渋っていると、フィーフィーがこっちに向かって触手を差し出してくる。…仕方ねぇな。
「ほらよ、握手、っと。これでいいんだな?」
先のほうを握って、ぶんぶんと振る。しかし、それが終わった瞬間、俺はまたフィ-フィーに後ろから絡め取られた。
「抱きつくなぁっ!!」
「あらまー、ずいぶんと仲良くなっちゃってー。」
気楽な口調のマイキーを睨みつける。しかし、この状況は何も変わらなかった。


俺は、改めて思った。

こいつと仲良くするのなんて、無理だ。絶対に、無理だ!





フィーフィー♪

あおきです。どうも。
今回は「フィーフィー×ラファエロ」です。えろすはないよ!(・∀・)

フィーフィーの意識としては、ミッケ=飼い主、ドニー、レオ、先生=その他もろもろ、ラフ=蝶大好き だと嬉しいです。私が。

このSSは、リクエストをくださったなびあ様のみ、お持ち帰り可です。

では、今日はこの辺で。
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カテゴリ: タートルズSS(その他もろもろ)

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