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タートルズSS 「雨雲のかけら」 (ラファエロ×レオナルド) 

(註:舞台はFFです。)




昨夜から降り続いていた雨が、今日の午後になってやっと上がった。
「う~ん…。」
コーディのペントハウスの屋上で、俺は雨上がりの涼しい風に吹かれ、大きく伸びをした。
「気持ちいいな…。」
空を覆っていた雨雲が、風に流されていく。まだ雲の量は多いが、日の光も射している。天気は回復したようだった。
「さて、と…。」
床が乾いているのを確かめて、俺は腰を下ろす。今日はここで、瞑想をするつもりだった。
両手を体の前で組んで、目を閉じ、ゆっくりと呼吸をする。心と体が一つになる感覚が、とても心地よかった。しかし。
「…ん?」
不意に、空から落ちてきた水滴が、俺の手を濡らす。それは瞬く間に量を増し、再び屋上を濡らし始めた。
「うわ…!」
俺は慌てて家の中に逃げ込む。体に付いた雨の粒を落としながら、ため息を一つ。
(もう止んだと思ったんだけどなぁ…。)
せっかくの修行に文字通り水を差され、俺は肩を落とした。すると、その肩が後ろから掴まれる。
「えっ…!?」
思わず振り向くと、そこには自分を見つめるラファエロの顔があった。
「…何やってんだ?」
「…あ、その…。」
不覚にも、顔が熱くなってしまう。それを見られたくなくて、俺は正面に視線を戻した。
「…雨が止んだから、屋上で瞑想しようと思ってさ。でも…。」
「はぁ。まーた降ってきやがったのか。」
ラファエロはそう零して、空を見上げる。先ほどよりも明るくなってはきているが…。
「…まあ、通り雨だろ。すぐ止む。」
「…そうだな。」
小さく返事をして、俺はラファエロに分からないように、自分の手のひらを握り締めた。
…顔が熱い。鼓動も速い。そして何より、肩に置かれたままのラファエロの大きな手が、一番熱い…!
絹糸のような雨が静かに降り続く中、俺はラファエロの温もりを、いつも以上に強く感じていた。


やがて、雨が上がる。
雲間から顔を出した太陽は、あっという間に地面を乾かしていく。
「…さ、さて。瞑想の、続きするか…。」
照れているのをごまかすため、俺はわざと大きな声を出して、屋上に出る。
先ほどと同じ場所に座り、呼吸を整えて、目を閉じる。だが。
「よっ、と…。」
突然、足の上に重みを感じた。目を開けてみると、ラファエロが俺の足を枕に、その身を横たえていた。
「…何やってるんだ、ラファエロ…。」
「…ん? 昼寝。」
「わざわざ、ここでしなくてもいいだろう? どいてくれ。」
「断る。」
即答するやいなや、ラファエロは目を閉じて、本格的に寝入ってしまう。気持ち良さそうな寝息に、俺は苦笑を浮かべた。
(まいったな…。)
俺は瞑想を諦め、ラファエロの頬に指を這わせる。伝わってくる熱に、俺はふっと視線を空に上げた。
「……あ。」
まだ残っていた雨雲のかけらが、風に吹かれて流れていく。その先に、大きな虹がかかっていた。






久々に糖度高い。

あおきです。どうも。今回はまともにラフレオです。

最近、本当に天気が変わりやすくて、晴れてると思ったのに、頭の上にかかった雲からぽつぽつとにわか雨が降ってきたりします。

今回の元ネタはそれ。←

あと膝枕。

にわか雨すら、ラフレオにかかればこんなにロマンチックになるんです。うふふ(*´∀`)


では、今回はこの辺で。
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