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タートルズSS 「Miss you」 (トラクシマス×ラファエロ) 

「うっ…。」
ようやく文書の作成が終わり、私は両腕をぐっと前に伸ばした。
長時間モニターに向かっていたせいか、少し目が痛む。椅子の背もたれにゆっくりと体を預け、私は目を閉じた。
すぐに思い浮かんでくるのは、彼の笑顔。短気で意地っ張りだが、私にとってはこの上なく愛おしい存在。
(ラファエロ…。)
込み上げてくる想いを抑えきれず、私は自然に笑顔になる。もうずいぶんと会っていないが、元気にしているだろうか…。
彼の住む星は、私が暮らすトリケラトン共和国とは、かなりの距離を隔てている。決して行けない距離ではないのだが、そう簡単にはいかないのが現状だ。
突然訪ねていっても驚かせるだけだろうし、何より…、今の私は多忙なのである。
ふっと息をつくと、静かなノックの音の後に、一般の兵士が顔を出し、私に向かって一礼した。
「そろそろ、お時間です。」
「…分かった、今行く。」
今日は、これから会議が控えている。彼に返事をして、私は部屋を後にした。

平和になった共和国。私はその平和を恒久のものにしようと、仲間と共に奮闘している。
廊下を歩いている途中、私は窓の外に広がる星の海を眺めながら、彼のことを想う。

いつか、争いのない、平和になった世界で、…また、ラファエロに会いたい。

その想いこそが、今の私を突き動かす原動力なのだ。






その日、俺はなかなか寝付けなかった。
ハンモックの上で、何度も寝返りを打つ。が、全く眠気がやってこない。
(ちっ…。)
諦めて、俺はハンモックから降りる。ちっと外で運動してくれば、眠れるかもしれない。
リビングに人の気配がないのを確かめて、俺は我が家を抜け出した。

「はぁ…。」
予想はあっけなく外れた。体を動かしても、眠くなるどころか、精神が研ぎ澄まされていくばかり。
真夜中だというのに、やはりこの街は明るいまま。眩いライトを避けていくうちに、俺はいつしか、港の方に来ていた。
夜の港にわざわざ来る人間など、めったにいない。逆に好都合だった。
「……。」
黒々とした海を眺めながら、俺は嘆息する。…胸の奥がちりちりする。何なんだ、これは…。
考えに沈んでいると、頭上の雲が切れ、そこから月が顔を出す。その明るさに、俺は顔をしかめた。
(満月か…。明るいワケだ。)
徐々にその光にも目が慣れ、俺は海から空へと視線を移した。皓々と輝く月、薄青い雲、そして小さく光る星。
その時なぜか、あいつの顔が頭をよぎった。この宇宙の遥か彼方にいる、…あいつの顔が。
(トラクシマス…。)
あれから、一度も会っていない。元気にしているだろうか…。
彼の声の優しさ、肩に置かれた手の大きさ、それらを思い出すたびに、胸の奥が締め付けられるような錯覚に陥る。
(あ…。)
そこで初めて、俺は自分が眠れない理由が分かった。
(…つまり、俺はトラクシマスに会いてぇんだな、きっと…。)
理由が分かると、途端にすっきりした。俺は一度目を閉じ、改めて空を眺める。小さな流れ星が一つ、尾を引いて流れた。

「いつか、また会いてぇな、…トラクシマス。」
遥か距離を隔てていても、この感情だけは届いて欲しい。その願いを込めて、俺は空に向かって笑ってみせた。






みんな、もっとトラフ書(描)こうよ。

ねっ。


「会いたい」と想う気持ちがシンクロする二人。いいですよねー(*´∀`)

では。

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