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タートルズSS 「You are the light of my life」 (ラファエロ×レオナルド、おっさん) 

厚い雲が広がり、星の一つも見えない空。その空に向かって、ほのかな煙が舞い上がる。
目の前のたき火に薪をくべながら、俺は向かい側に座るレオナルドに、じっと視線を向けた。
レオもまた、じっと炎に視線を注いでいる。が、…レオの目は、とうに光を失っていた。
きっと、あいつは見えていないのだろう。燃え盛る炎の色も、自分の手のひらも、…そして、そんな自分をじっと見つめる、俺の姿も。
(どんな事、思ってんだろうな…。)
虚ろな瞳からは、感情が読み取れない。長めの枝でたき火をかき混ぜると、不意にレオの体がぐらりと傾いだ。
「…レオナルド!?」
鋭く声を掛けると、レオは体勢を立て直し、苦笑を浮かべた。
「あぁ、…体が温まったら、眠くなってきてしまった…。」
「…なら、いいけどよ。」
今日は、ここで野宿の予定だ。レオの分の寝袋が、側に敷いてある。彼はそれまで腰掛けていた丸太から立ち上がり、寝袋まで行こうとしたところで、今度は足元の石に躓き、大きくよろけた。
「レオっ!」
俺は即座に立ち上がり、レオの体を受け止める。危なかった…。
レオの体を起こしてやり、俺は安堵のため息を吐く。
「…気をつけろよ。」
静かに声をかけたつもりだったが、…レオの、光の灯らぬ目で見つめられ、俺は心臓が飛び出そうになった。
「ラフ…。」
「…何だよ。どうした?」
表情までは窺い知れない。それが分かっていたから、俺は声だけは平静を保とうと、出来る限り落ち着いて言った。だが、レオの手のひらが俺の頬に伸びてきたとき、その平静さは失われてしまう。
「…見えないけど、確かに、ここにいるんだよな…?」
弱音のような発言に、俺は取り乱してしまう。
「当たり前だろ!? どうしたんだ急に!」
思わず声を荒げると、レオはそのまま、俺に抱き付いてきた。
「……!」
至近距離で感じる体温に、顔が熱くなる。俺の体をしっかりと抱きしめ、レオは小さく呟いた。

「…本当はな、目が見えなくなる、というのは、…怖いよ。」
…怖い。レオの口からそんな言葉が出るなんて。お前はいつも、『フィアレスリーダー』であったはずなのに。
「修行はしてきたとはいえ、五感のうちの一つが奪われるというのは、並大抵のことじゃない。目の前に何があるか分からない。敵が襲ってきても、気配で察知するしかない。だから…。」
背に回された腕に、少し力がこもった。
「…この手で、触れて、確かめたいんだ。ラフの体温、ラフの息遣い、…ラフの、存在そのものを。」
「レオ……!」
堪らず、俺もレオの背に腕を回し、ぐっと力を込めて抱きしめる。はぁ、という小さな吐息が、レオの口から漏れた。
「…分かるか?」
「……あぁ。よく分かる…。」
歌うように呟くレオに、俺の目からはとうとう涙が溢れ出した。それを悟られまいと、俺は必死に声を漏らさぬように、歯を食いしばった。しかし、レオはお見通しだったらしい。
「…何だ、泣いているのか?」
「っ! …な、泣いてねぇよ。」
俺の言葉に、レオは苦笑を浮かべて呟いた。
「…はは、相変わらず、お前は嘘が下手だな。」
「…うるせ。」
腕の中の温かさを噛み締めるように、俺はさらに強くレオの体をかき抱いた。


「…レオ。」
「…ん?」
ふ、とこちらを見上げるレオに、少しだけ顔が熱くなってしまう。
「…あー、…キス、してもいいか?」
その言葉に、レオは少しだけきょとんとした顔になったが、それはすぐに深い笑みへと変わった。
「…当たり前だ。」
許しを得て、俺はレオの唇を塞ぐ。舌を絡め、深く、互いを確かめ合うように。
「…これも、触れて確かめる、ってことになるのか?」
「……あぁ、そうだな。」
今のレオには、触れる、という行為自体が、相手を確かめるための大切なものになっているに違いない。
そして、レオに触れているのは、現時点では俺のみ。ということは、レオは今、全身で俺を感じているのか…。
少しだけ生まれた優越感に、俺は声には出さずに笑みを浮かべる。…そうだな。お前がそれを望むなら、俺はずっと、お前に触れていてやるよ。だって、
(ここに、いるんだからな…。)
「…ラフ、俺は…。」
何か言いかけたレオを、唇に指を触れさせて遮る。半開きになったままの唇を、俺はもう一度塞いだ。


安心しろ。

俺が、お前を照らす、光になってやる。






おっさん。

はぁ…、やっぱラフレオはいいですな。


うちにはすでに、同名のタイトルのSSがあるのですが、曲を聴いていたら、おっさんRLのイメージが強く浮かんできてしまって、我慢できずに書いてしまいました(・∀・)

ではでは、また。
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カテゴリ: タートルズSS(RL)

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