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タートルズSS 「ありがとうが言えなくて」 (ラファエロ×レオナルド) 

なかなか、その一言が言えない。

今朝の、朝食の時のことだった。
今日の食事当番はレオナルドのようだ。あいつは台所で、せっせと皆の朝食の準備を進めていた。
「あ、ラフおはよー!」
「…おう。」
マイキーに返事をしながら、俺は自分の席につく。…無意識のうちに、俺はレオナルドの背中を見つめてしまっていた。
「みんな、出来たぞ。」
その声にはっと我に返り、慌てて姿勢を正す。程なくして、朝食の乗った皿が、皆の前に置かれていった。
「お待たせ、ミケランジェロ。」
「やった! ありがとレオちゃん! もうオイラお腹ぺこぺこー!」
「ドナテロ、ここに置くからな。」
「あ、ありがと。」
マイキーとドニーの前に皿が置かれた。次は…
「ほら、ラファエロも。」
「…おう。」
俺の前に置かれた、朝食の皿。焼きたてのベーコンエッグが、ほかほかと湯気を立てている。
「それじゃ、いただきます。」
いつの間にかレオも席についていて、胸の前で両手を合わせ、小さく頭を下げる。
マイキーもドニーも食べ始めた。俺もトーストを一枚取って、バターを塗り始めた。

…言うべきだった。二人のように、レオに「ありがとう」と。
だけど、なかなか言えない。この一言が。たった五文字が。
何てことのない言葉なのに、口にするのがひどく恥ずかしくて、結局俺は黙ったまま。
はぁ、と小さくため息をつくと、マイキーがこっちを見て、口を尖らせた。
「おいラファエロ! バター塗りすぎ!」
「…あ。」
考えごとをしていた俺は、知らないうちにトーストにたっぷりとバターを塗ってしまっていた。
「もー! 責任とって、ちゃんと食べろよー!」
「……。」
仕方なく、俺はバターまみれのトーストを口に運んだ。
(バターの味しかしねぇ…。)
げんなりしながらも、俺はちらりとレオの顔を盗み見る。普通の表情だが、…どう、思ってんだろうな…。


結局、その後も「ありがとう」は言えないままだった。
照れくさいし、レオ以外に聞かれたくもない。何とかレオと二人きりになろうとするが…。
「なぁ、レオ…。」
「ねーレオちゃーん! ちょっと来てー!」
「ん? ミケランジェロ、どうした?」
一度目はマイキーの奴に邪魔され。
「れ、レオ…。」
「レオナルド、スプリンター先生が呼んでるよ。」
「分かった、今行く。」
…二度目は、ドナテロ(と先生)に邪魔されちまった。
(くそっ…。)
どうしろってんだ。皆の前でなんか、とても言えそうにねぇし…!
自分の部屋から出ると、レオはちょうど瞑想をしていた。周りには誰もいない。そうか、レオの瞑想が終わるのを見計らって声を掛ければ…。
俺はそう考えて、ソファーに座り、レオの瞑想が終わるのを待った。

三十分くらい経った頃、それまで閉じられていたレオの目が、ふっと開いた。
(よし…!)
今を逃したら、もう声を掛けるチャンスはない。俺は立ち上がり、気持ちよさそうに両腕を伸ばすレオの元へと近づいていった。
「…レオ。」
「…あ、ラファエロ。どうした?」
レオの顔に浮かんでいた穏やかな笑みは、俺がいきなりがしっと両肩を掴んだことで、驚きの表情へと変わる。
「…ちっと、話があるんだ。いいか?」
「…あ、あぁ。構わないけど…。」
戸惑いながらも、レオは頷いてくれる。俺はレオを離さぬまま、もう一度辺りを見回す。…よし、俺たち以外に、誰もいない…!
「…ラファエロ、どうしたんだ?」
「…あー、だから、その…。」
自分でも、顔が真っ赤になっているのが分かる。緊張を吐息で吐き出し、レオの目を、正面からじっと見つめる。
…言いたいのは「ありがとう」なんだから、最初の言葉は「あ」だ。口を、開いて…。
「……?」
レオが、不思議そうに首を傾げた瞬間。それが限界だった。
「…っ!」
耐えきれなくなった俺は、半開きになったレオの唇を、自分ので塞ぐ。
突然のキスに、レオは大きく目を見開き、…やがてその目は、ゆっくりと閉じられる。
「……はぁ。」
唇を離した俺は、レオの肩に手を置いたまま、がっくりとうなだれる。
「…悪かったな。何でもねぇ。」
それだけ言って、俺は踵を返す。しかし、
「…待てよ、ラファエロ。話って、一体何だったんだ?」
…追ってきやがった。
「…何でもねぇよ。」
「でも…。」
「何でもねぇってば。」
なおも追いすがるレオに、俺は困り果てて頭を掻き、盛大にため息をついた。


アレだな。前途多難、ってヤツだな、こりゃ。





「ありがとう」が照れくさくて、どうしても言えない。こんなシチュに萌えたので、ついRLで書いてみました。

あおきです。どうも。

ちぅでごまかすラフクオリティ。


昨夜、絵チャに参加させてもらいながら、ポメラでかたかたとこれを打ち込んでました。
いやぁ、皆様からたっぷりと萌えをいただいたので、大満足です(*´∀`*)

では、今日はこの辺で。
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カテゴリ: タートルズSS(RL)

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