09« 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.»11

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

カテゴリ: スポンサー広告

tb: --    cm: --

タートルズSS 「認めたくはない、が。」 (ケイシー×ラファエロ) 

「さて、次は何を作ろうかねー…。」
トースターの修理を終えたドナテロが、そんな事を言いながら、コーヒーカップを片手に俺の横に座ってきた。
コーヒーの香りが鼻をつく。俺は手の中のサイを腰紐に差して、以前から思っていた、ある提案をしてみた。
「なぁ、ドナテロ…。」
「何ー?」
「…シェルセルをよ、もう2つ、作ってくれねぇか?」
温かいコーヒーに安堵のため息を吐き出し、ドナテロは俺のほうを見る。
「どして?」
「あー…、エイプリルとさ、ケイシーの奴に、1つずつ渡しときゃあ、何かあったとき便利だと思ってよ…。」
「…あー、それはいいかもねー…。でも、明日からでいい…? もう眠いやー…。」
器用に、カップを持ったまま寝に入ってしまうドナテロ。俺は奴の手からカップを取り、テーブルの上に置いてやった。
ま、本当の理由は言えねぇから、隠しておくけどな。


数日後。
「出来たよー。」
ドナテロの軽い声と共に、新しいシェルセルが2つ、俺の前に置かれた。
「おう、世話になったな。」
「いいよいいよ。んじゃあ、エイプリルには僕から渡すとして…、ケイシーにはラフが届けてあげてねー。」
…一瞬、頭の中を見透かされたようで、言葉に詰まる。出来る限り普通を装いながら、俺はドナテロから視線を逸らした。
「…何で俺がケイシーの奴に届けなくちゃいけねぇんだよ。」
「えー、だってさ、何だかんだ言って、一番ケイシーと仲が良いのは、ラフじゃない。 それに、頼んだのはドコの誰だっけ?」
…そういう事か。俺はしかめっ面のまま、シェルセルの1つを手に取った。
「ま、頼んだ手前もあるしな。俺がしっかり、ケイシーに届けて来てやるよ。」
「いってらっしゃーい♪」
手を振るドナテロを背に、俺は我が家を抜け出す。どうもドナテロの奴に、心のうちを見透かされてるようなんだが…。気のせいだ、気のせい。


ケイシーのアパートに着くと、折りよく奴は部屋にいた。
「ラファエロ? どうしたんだよいきなり…。」
「…ん、あぁ…。ちっと、渡したいもんがあってよ…。」
「何だよ?」
怪訝な顔でソファーに座るケイシー。続いて俺の座るスペースを作ろうとしてくれたが、奴の部屋は散らかっていて、脱ぎ捨てられた衣類がそこらじゅうに散らばっていた。
「相変わらず、とっ散らかった部屋だな…。」
「うるせぇな、片付ける暇がねぇだけだ。」
とうとうケイシーは片付けるのを諦め、はぁ、と息を付いた。そんな奴に、俺は持っていたシェルセルを差し出す。
「…ん? 何だこりゃ。ラファエロ、お前のか?」
「違ぇよ。そりゃお前専用だ。」
「…俺が持つのか? どうして?」
聞き返されて、俺は思わず俯いてしまう。本当の理由を言うのは恥ずかしい。だが、言わないとこいつは納得しないだろう。
「…お前が、それ持ってりゃ、いつでも、お前と連絡が取れるだろうが…。」
ケイシーは初め、ぽかんとした顔をし、次にシェルセルに視線を落とし、ついに笑い出してしまった。
「…なぁるほど。これでいつでも、ラファエロと連絡が取れるってワケだ。…個人的に、な。」
「うっ…!」
隠していた魂胆を言い当てられた俺は、やっぱり恥ずかしくなって、顔を真っ赤にしてしまう。と、
「…全く、可愛いヤツだな、お前って。」
ケイシーの腕に抱きすくめられ、俺は一歩も動けなくなる。強張っていた体の力を、ため息と一緒に吐き出して、俺はケイシーに背中に腕を回した。
「…抜かせ。」


認めたくはねぇが、俺はケイシーの腕の中にいるときが、この上なく幸せみてぇだ。





オチはない。

よくわからないクオリティです。実に残念だ。



では。
スポンサーサイト

カテゴリ: タートルズSS(その他もろもろ)

tb: 0   cm: 0

« タートルズSS 「Midnight Blue Garden」 (ラファエロ×レオナルド)  |  タートルズSS 「我が儘」 (闇レオ×こにょれお)  »

コメント

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://deepaquaforest.blog106.fc2.com/tb.php/102-62153db3
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。