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タートルズSS 「キャラメルシュークリーム」 (ラフレオ+ドナミケ、こかめ) 

ソファーで昼寝をしていた僕は、突然聞こえてきた大きな音に、文字通り叩き起こされた。
「な、何…!?」
眠い目を擦りながら起きると、次に聞こえてきたのは、金属同士がが擦れあう、固い音。
(…?)
一度あくびをしてからもう一回見てみて、ようやく状況が分かった。ラフとレオが、本気でケンカをしてる。しかも、自分たちの武器まで持ち出して。
(…何やってんだろう…。)
ソファーの背もたれに肘を乗せながら、僕は二人の様子をじっと見ていた。すると、
「…あ、ドナちゃん起きた?」
右手にシュークリームを大事そうに持ったマイキーが、僕の横に座って、同じようにラフとレオの様子を見始めた。
「起きたけど…。それより、何であの二人はケンカしてんの?」
「…オイラ、知らないよぉ?」
シュークリームを一口かじったマイキーは、幸せそうに顔を綻ばせる。その間にも、レオの刀とラフのサイがぶつかり合う音が、絶え間なく聞こえてきている。
「ふーん…。で、そのシュークリームはどこにあったの?」
「テーブルの上の箱の中! 1コしか入ってなかったけどね。」
「…そう。」
マイキーが元気良く答えてる間に、どうやら勝負あったみたいだ。
床に両手をついて、疲れきってる様子のラフ。サイは両方とも弾き飛ばされて、二人から離れたとこに転がってる。で、レオは肩で息をするラフを、上から見下ろしてる。
「…お前の負けだな。」
「くそっ…!」
「これで、あのシュークリームは俺のものだからな。」
レオはそう言って、テーブルの上の箱を指差す。……あれ?
「ねーねー、お二人さーん。」
僕が呼びかけると、ラフとレオは揃ってこっちに視線を向ける。
「そのシュークリームってさぁ、今マイキーが美味しくいただいてる、コレのことー?」
「『……えっ!?』」
ラフとレオの声が、きれいに重なる。そんな二人をよそに、マイキーは最後の一口をもぐもぐこくんっ、と飲み込んで、
「…はー! 美味しかったぁ!」
大満足のため息をついた。
「…まさか、そんな…!」
力無く、レオが呟きを漏らす。そして二人は、ほぼ同時にテーブルまで走っていき、箱の中をのぞきこんで、
「『うっわああああああっ!!』」
これまた、キレイに揃った叫び声を上げた。
その後、二人は揃ってマイキーに掴みかかる。
「お前! 何てことしてくれたんだよ!!」
「ドニーとマイキーの分は、別にして冷蔵庫にしまってあったんだぞ!」
「スプリンター先生がいらないって言うから、残りの1コをどっちが食べるか、勝負してたのに!!」
ラフとレオに口々に言われて、さすがのマイキーもちっちゃくなってしまう。
「えー!? そうだったの!? ごめーん…。」
マイキーは謝るけど、もう食べてしまったものは戻らない。ラフはげんなりして、その場に座り込んだ。
「冷蔵庫にあるマイキーの分は、結局レオのになっちまったしなぁ…。あーあ、何かがっかりしちまったぜ…。」
ぶちぶちと呟きながら、ラフは口を尖らせる。その間にレオは、冷蔵庫からシュークリームを取り出して、
「…ほら、ラフ。」
いきなり、ラフの前でそれを2つに分けて、少し大きめのほうを差し出す。
「…何だよ。」
「半分こしよう。そうしたら、ラフも俺も食べられるもんな。」
「……。」
拗ねたような顔で、ラフはレオの手から半分になったシュークリームを受け取る。それを見て、レオもラフの前に座り込んで、一緒に食べ始めた。
「…最初から、こうすれば良かったな。」
「……ふん。」
レオの一言に、ラフは顔を背けてシュークリームを一気に頬張る。少し顔が赤くなってるのは、まんざらでもない証拠だ。


「はぁ…。」
二人に怒られたのが効いたのか、マイキーはソファーの上で膝を抱えてる。
僕はそんなマイキーを横目で見ながら、冷蔵庫から自分の分のシュークリームを出してきた。
そして、マイキーの隣に座って、さっきレオがやったみたいに、手の中のシュークリームを半分に分ける。
「…マイキー。」
「えっ…?」
きょとんとした顔でこっちを見たマイキーは、僕の顔と、差し出されたシュークリームを交互に見て、慌てたような感じになる。
「えっ…、い、いいの? ドナちゃん…。」
「うん。…今、あんまり甘い物食べたい気分じゃないし。それに…。」
「それに?」
手の中に残ったシュークリームに視線を落として、僕はこう言葉を続けた。
「…半分こしたほうが、もっと美味しいじゃない。ねっ?」
僕がにっこり笑うと、マイキーもにぱっと笑顔になった。
「…えへ、だからオイラ、ドナちゃんのこと、だーい好きなんだ!」
「何で? お菓子分けてくれるから?」
「……優しいからに決まってるじゃない。」
マイキーは照れたように言って、ぱくぱくと食べ始めてしまう。僕は苦笑を漏らして、マイキーと半分こした、たっぷりとキャラメルソースのかかったシュークリームを、ゆっくりと味わった。






あおきです。どうも。

シュークリーム巡ってガチバトル!

ティーン亀じゃあ、絶対やらないだろうなと思って、こかめにしてみました。


タイトルは、ついったの方で某亀様からいただいたものです。

「甘々ラフレオSSのタイトルにでもしてください~。」

これで書かなかったら嘘だろう。

ネタを練っているうちに、ラフレオ → ラフレオ+ドナミケ に変わってしまいましたが、想定の範囲内です。(・∀・)


では、今日はこの辺で。
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タートルズSS 「夜空を見上げれば」 (ラフレオだったりドナミケだったり) 

深夜のニューヨークに、涼やかな風が吹き抜ける。
少し広めのビルの屋上に、横たわる影が二つ。
月を隠していた雲が移動すると、その光は影の正体をはっきりと映し出した。
レオナルドと、ドナテロ。タートルズの長兄と次兄は、静かで穏やかな時間を満喫していた。
「…いい夜だねぇ、レオナルド。」
ドナテロの呟きに、レオナルドも頷く。
「寝るのが勿体ない、って思って出てきちゃったけど、大正解だったね。」
「…そうだな。」
両腕を枕代わりに頭の下に置き、二人は空を見上げる。銀色に光る雲がゆったりと流れ、二人の心を落ち着かせる。
「何だか、無性にマイキーに会いたくなってきちゃったよ。」
マイキー、と、自分が愛しく思う存在の名を口にし、ドナテロは頬を赤らめる。
「…起こしてくれば良かったじゃないか。」
「えー? いやいや、僕が見たときは、もう熟睡してたし…。起こすの、可哀想かな、って思って…。」
「…でも、会いたいんだろ?」
「うっ…。ま、まあ、そりゃあそうだけど…。」
ごにょごにょと、ドナテロは言葉を濁す。
「そう言うレオナルドだって、ラファエロに会いたくなったんじゃないの?」
「えっ…!?」
ラファエロ、と、これも自分が愛しく思う相手の名前を出され、レオナルドは顔を赤くする。
「何で起こしてこなかったのかな?」
「そ、それは…。ラファエロだって、トレーニングで疲れてたみたいで、シャワーの後、すぐに寝てしまったから…。」
「だから起こさなかったんでしょ? それ、僕と同じ理由だよ。人のこと言えないじゃない。」
今度は、レオナルドのほうが言葉に詰まる。そのまま二人とも黙り込んでしまったのは、互いに愛しい相手のことが頭にあったからだろう。
「…ねえ、レオナルド。唐突なんだけど…。」
「…ん?」
空を見ていたレオナルドが、隣のドナテロに視線を移す。
「…ラファエロの、どの辺が好き?」
「……!?」
いきなりの質問に、レオナルドは驚いて目を見開く。それに構わず、ドナテロは寝転がった体勢から上体を起こし、言葉を続けた。
「僕はねぇ、マイキーに『ドナちゃん』って呼ばれるのが大好きなんだ。」
続いてレオナルドもその場に起き上がる。ドナテロは照れたように頬を掻き、
「マイキーにそう呼ばれると、…何だかなぁ、訳もなく、…嬉しくなっちゃうんだよね。」
「…じゃ、お言葉に甘えて。ドーナちゃん!」
突然、その場に二人以外の声が響く。はっと息を呑んだドナテロに、ミケランジェロが抱きついてきた。
「なっ! ちょ、マイキー!? どうしたの?」
「だって、水飲みに起きたら、ドナちゃんもレオナルドもいないし…。きっと外だって思って、探しにきたんだ!」
いきなり後ろから抱きつかれて、ドナテロは驚きながらも嬉しそうな表情を見せる。
そんな二人を、レオナルドは微笑ましく見ていたが、急に視線の反対側から肩を抱かれ、びくっと体を震わせた。
「んじゃ、俺も。」
「ラファエロ…!」
そちらに顔を向けると、自分の隣に座って笑顔を浮かべるラファエロと目が合い、レオナルドは思わずときめいてしまう。
「…で? レオナルドは、一体俺のどこが好きなんだって? 言えよ。ほら。」
「うっ…。」
ドナテロに言うだけでも恥ずかしいのに、まさかラファエロ本人の前で、それを言う羽目になろうとは。
しばし虚空に視線をさまよわせた後、レオナルドは小さいが、はっきりとした声で言った。
「……何だかんだ言っても、俺を、本当に大事に思ってくれているところ、かな…。」
「…良い答えだ。」
短く呟いて、ラファエロはもう片方の手をレオナルドの頬に伸ばす。触れた手の温もりに、レオナルドは自然に目を閉じ…。
「んっ…。」
触れ合うだけのキスが、徐々に深みを帯びていく。体の底から求め合うようなそれに、レオナルドもラファエロも、頬を紅潮させていた。
「ありゃー…。」
そんな光景を間近で見ていて、感化されないはずがない。ドナテロは右側に体をよじり、自分を後ろから抱きしめるミケランジェロの顔に、そっと右手を伸ばした。
「マイキー…。」
自分の腕の中で、照れたように微笑むドナテロ。ミケランジェロはそんなドナテロに笑みを返し、少し上体を沈めて彼に口付けた。
このキスも、やはり段々深くなっていく。うっとりと体の力を抜くドナテロを、ミケランジェロは改めてしっかりと抱きしめた。
その横で、ラファエロがレオナルドと共に横たわり、肩を抱いていた腕をそのままレオナルドの枕代わりにしたのが見えた。

「レオナルド…。」 「ラファエロ…。」

「ドナちゃん…。」 「マイキー…。」

全員が、愛しく思う相手の名前を口にする。その相手が目の前にいることへの幸福感に、心も体も満たされていく。
四人はそれぞれ、溢れ出した想いの赴くままに、自分の恋人を強く胸に抱いた。






本当のタイトルは、「夜空を見上げれば ~このバカップルどもめ~」です。

バカップルは書いてて楽しいですが、この頃全体的に糖度が高いのはどうしたもんでしょう。
ほんと、胸焼け注意ですよ。

これ、書いてる途中にちょっと失敗してまた消えたんです…。前回と合わせて、これで二度目。
でももう大丈夫。書き上げちゃったから!

では、今回はこの辺で。

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タートルズSS 「Shower room」 (ラフレオだったりドナミケだったり) 

夕食後の、ゆったりとした時間。僕はいつものように自分の机でいろいろ発明をしていた。
すると、テレビを見ていたラファエロが、大きく両手を伸ばし、ついでに大きなあくびをした。
「はーあ…、さて、シャワーでも浴びてくるか…。」
そう呟いて、ラファエロは僕の横を通り抜け、シャワールームへと向かう。あれ、待てよ…?
「ちょっと待てよラファエロ、今レオナルドがシャワー使って…。」
僕が言い終わるよりも早く、ラファエロはシャワールームへと入っていく。そして、案の定。
「…う、うわっ! ラファエロ!?」
「ちょっ…、何だよレオナルド! 入ってんなら言えよ!」
思ったとおりの声が聞こえてきた。鉢合わせしたな…。
「はぁ…。」
ため息をついて、僕は発明の作業に戻った。

おかしい、と思ったのは、それから十分くらい経った後。
普通なら、先に入ったレオナルドか、後から入ったラファエロが、それぞれに遠慮して出てきてもいいはずなのに。
ちょっと考えて、僕は一つの結論を導き出した。
(ああ、そういう事ね…。)
きっと、中で何かやってるんだろう。そう、「何か」。
のぞいて見るのも無粋だし、ほっとこう。

結局、二人が出てきたのは、それからさらに一時間くらい経った後だった。
二人は別々に出てきたんだけど、これがもうすっごくおかしい。
ラファエロは照れまくって鼻の頭を掻いてるし、レオナルドは顔を赤くして俯いてる。
「二人ともー、お疲れちゃーん。」
僕が声を掛けると、二人はもう面白いくらいに動揺する。
「な、何言ってんだよドナテロ! …そんなんじゃねえよ…。」
「そ、そうそう。特に何もないよな…。」
二人ともー。口ではそんな事言ってるけど、このドナテロ様は全部お見通しだよー。
僕がそう言うと、二人は更に顔を真っ赤にして、自分の部屋に戻っていってしまった。からかいすぎたかな…?
と、ソファーで寝ていたマイキーが、そこでやっと起きてきた。
「ふわ~あ…。ドナちゃん、レオナルドたちは~?」
「ん?」
マイキーの顔を見た瞬間、僕の頭にいい考えがひらめいた。
「なあマイキー、たまには、一緒にシャワー浴びない?」
「えっ?」
マイキーが何か言う間もなく、僕はマイキーの肩を抱いて、シャワールームへと連れて行った。
「何だよ急にー。」
「まあまあ。いいからいいから。」
僕たち二人の声が、誰も居なくなった居間に、静かに消えていった。





ドニー視点でのラフレオを書きたかった、というのが本音です。

果たして、我が家のシャワールームで、いったい何が起こったのでしょう(*゚∀゚)

こういう、「ステキックアクシデント」はかなり好きです。

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